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ストーカーっていう言葉が、
今ほど有名じゃなかった頃、
そういうことに巻き込まれたことがありました。
まぁ、友人から、
「あんたは、好きじゃない男にも冷たくできないタイプだから。勘違いされるとあぶないよ」
とは、よく言われていたのです。
でも、やっぱり、自分の身にそういうことが起きるとは、
なぜか想像できないもんなんですよねぇ。
今から○年前、
私はそのA君と合コンで知り合ったのですが、
非常におとなしい子で、
その場では、ほとんど話もしなかったんです。
A君は、私と同級生でした。
でも、同級生よりは、
だいぶ幼く見えた印象でした。
私も、どちらかというと幼く見られることが多いですが、
彼ほどはなかったと思います。
その合コンでは、
みんなの携帯アドレスを交換したんですけど、
次の日から、
メールがばんばん届きました。
「ほとんどしゃべってもないのになぁ」
と、思いながらも、
メールを返していました。
(ちなみに、私のことを好きとは書いていないのです。全部、世間話です)
ある時、アパートに帰ってくると、
(私はその頃、アパートの2階に住んでいました。なつかすぃぃ)
部屋の前に誰かが立っています。
「えっ、誰?」
と思い、階段を上がって行くと、
「あ、おかえり。遅かったね」
とA君。
えぇぇ~~~っ。何で、私の家知ってるのっ?
しかも、何で、そんな日常的なふるまいなのっ?
「いつもより少し遅いじゃん」
・・・何でわかるの?
「部屋、入んないの?」
入れないんだよ。キミがいるから。
どうしよう。と思ったけど、
ちょっと刺激するのも怖かったので、
近くのファミレスに誘導しました。
そこでドリンクバーを2名分頼んで、
席に着いたのはいいんですけど、
一体、何をしゃべればいいんだろう、
と、私は困惑していました。
でも、はじめにしゃべりはじめたのは彼の方で、
それが一度しゃべりはじめると、
しゃべるしゃべる。
合コンの時は、
あんなに無口だったのに。うそみたいです。
その後、
10時頃になると、
「そろそろ帰んないと、もう遅いね」
と彼が言いました。
「送ってくよ」
と言うので、
「いいよ、近いから」
と返すと、
「だって、こんな時間だぜ。変な男とかいたら大変じゃん」
と彼。
もう、誰か気のきいた第三者にツッコんでもらいたいよっ!
その後、何とか一人で家に帰ったのですが、
家を知られていることが気になって、
ちょっとブルーに過ごしておりました。
どうやら、私の家は、
友人経由で、
どうつながったのか分からないんだけど、
漏れてしまったということでした。
こういうところ、
変に男子は協力的だったりするからなぁ。
そして、ある日、家に帰ってくると、
また彼がドアの前に立っていました。
いいえ。正確に言うと、今度は疲れたのか座っていました。
「ねぇねぇ、そんなとこに座ってると怪しまれるよ。近所の人に」
と私が言うと、
「それもそうだな。やっぱり立っとかなきゃダメだな」
まぁ、そういう問題だけでもないんだけどね。と私は口パクでつっこみました。
んで、また、ファミレスいって、
お話して、夜になって帰りました。
そしたら、次の日も彼ったら、立ってるんです。
さすがに、おかしい、
(まぁ、すでに十分におかしいんだけど)
と思い、A君に、
「ねぇ、家で待ってるのやめてくれないかな」
と言うと、
「う~ん。他に待つとこないんだよね」
とA君。
場所の問題じゃないよっ!
しょうがないので、
また例のファミレスに行き、
少しお話をしました。
というか、
いつものように話を聞かされました。
話を聞いてる分には、
結構面白いし、
話のオチの落とし方とかも、
的確で、なかなか頭いいんだなぁとか思ったり。
何で、あんな奇天烈な行動しちゃうんだろう、
と不思議に思いました。
そんなに、
危険な香りがしなくなったので、
思い切って、
「A君って、私のこと好きなの?」
と聞くと、
ぼおっと顔を赤くします。
A君「そんなこと俺言った? 言ったっけ?」
私「いや、言ってないけどさ。待ってるから。家で」
A君「待ってるからって、好きってわけじゃないじゃん」
それならそれで、余計怪しいよっ!
それから、私の立場の方が優勢になったので、
どんどん突っ込んで話を聞いていくと、
どうやら、なんと、
「なんか、姉ちゃんに似てて安心する」
だって。
もう、超脱力。
甘えん坊にもほどがあるし、
どれだけ甘えん坊カモンオーラ自分が出してたんだろうと、
途方に暮れるし、
もう何か、泣きたい気分でした。
でも、本当に見た目以上に、
ハートが幼い男の子でしたねぇ。
なぜか、私の誕生日に手作りケーキを作ってきてくれたのですが、
まずまず自信のある私より、
上手だったのを覚えています。
もし、女子だったら、
もっと仲良くなれたかもなぁと感じです。
ストーカーって煽っておいて、
まったりしたオチでごめんなさい、です。
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いつもクリックしてくださる方々、本当にありがとうございます。
ストーカーっていう言葉が、
今ほど有名じゃなかった頃、
そういうことに巻き込まれたことがありました。
まぁ、友人から、
「あんたは、好きじゃない男にも冷たくできないタイプだから。勘違いされるとあぶないよ」
とは、よく言われていたのです。
でも、やっぱり、自分の身にそういうことが起きるとは、
なぜか想像できないもんなんですよねぇ。
今から○年前、
私はそのA君と合コンで知り合ったのですが、
非常におとなしい子で、
その場では、ほとんど話もしなかったんです。
A君は、私と同級生でした。
でも、同級生よりは、
だいぶ幼く見えた印象でした。
私も、どちらかというと幼く見られることが多いですが、
彼ほどはなかったと思います。
その合コンでは、
みんなの携帯アドレスを交換したんですけど、
次の日から、
メールがばんばん届きました。
「ほとんどしゃべってもないのになぁ」
と、思いながらも、
メールを返していました。
(ちなみに、私のことを好きとは書いていないのです。全部、世間話です)
ある時、アパートに帰ってくると、
(私はその頃、アパートの2階に住んでいました。なつかすぃぃ)
部屋の前に誰かが立っています。
「えっ、誰?」
と思い、階段を上がって行くと、
「あ、おかえり。遅かったね」
とA君。
えぇぇ~~~っ。何で、私の家知ってるのっ?
しかも、何で、そんな日常的なふるまいなのっ?
「いつもより少し遅いじゃん」
・・・何でわかるの?
「部屋、入んないの?」
入れないんだよ。キミがいるから。
どうしよう。と思ったけど、
ちょっと刺激するのも怖かったので、
近くのファミレスに誘導しました。
そこでドリンクバーを2名分頼んで、
席に着いたのはいいんですけど、
一体、何をしゃべればいいんだろう、
と、私は困惑していました。
でも、はじめにしゃべりはじめたのは彼の方で、
それが一度しゃべりはじめると、
しゃべるしゃべる。
合コンの時は、
あんなに無口だったのに。うそみたいです。
その後、
10時頃になると、
「そろそろ帰んないと、もう遅いね」
と彼が言いました。
「送ってくよ」
と言うので、
「いいよ、近いから」
と返すと、
「だって、こんな時間だぜ。変な男とかいたら大変じゃん」
と彼。
もう、誰か気のきいた第三者にツッコんでもらいたいよっ!
その後、何とか一人で家に帰ったのですが、
家を知られていることが気になって、
ちょっとブルーに過ごしておりました。
どうやら、私の家は、
友人経由で、
どうつながったのか分からないんだけど、
漏れてしまったということでした。
こういうところ、
変に男子は協力的だったりするからなぁ。
そして、ある日、家に帰ってくると、
また彼がドアの前に立っていました。
いいえ。正確に言うと、今度は疲れたのか座っていました。
「ねぇねぇ、そんなとこに座ってると怪しまれるよ。近所の人に」
と私が言うと、
「それもそうだな。やっぱり立っとかなきゃダメだな」
まぁ、そういう問題だけでもないんだけどね。と私は口パクでつっこみました。
んで、また、ファミレスいって、
お話して、夜になって帰りました。
そしたら、次の日も彼ったら、立ってるんです。
さすがに、おかしい、
(まぁ、すでに十分におかしいんだけど)
と思い、A君に、
「ねぇ、家で待ってるのやめてくれないかな」
と言うと、
「う~ん。他に待つとこないんだよね」
とA君。
場所の問題じゃないよっ!
しょうがないので、
また例のファミレスに行き、
少しお話をしました。
というか、
いつものように話を聞かされました。
話を聞いてる分には、
結構面白いし、
話のオチの落とし方とかも、
的確で、なかなか頭いいんだなぁとか思ったり。
何で、あんな奇天烈な行動しちゃうんだろう、
と不思議に思いました。
そんなに、
危険な香りがしなくなったので、
思い切って、
「A君って、私のこと好きなの?」
と聞くと、
ぼおっと顔を赤くします。
A君「そんなこと俺言った? 言ったっけ?」
私「いや、言ってないけどさ。待ってるから。家で」
A君「待ってるからって、好きってわけじゃないじゃん」
それならそれで、余計怪しいよっ!
それから、私の立場の方が優勢になったので、
どんどん突っ込んで話を聞いていくと、
どうやら、なんと、
「なんか、姉ちゃんに似てて安心する」
だって。
もう、超脱力。
甘えん坊にもほどがあるし、
どれだけ甘えん坊カモンオーラ自分が出してたんだろうと、
途方に暮れるし、
もう何か、泣きたい気分でした。
でも、本当に見た目以上に、
ハートが幼い男の子でしたねぇ。
なぜか、私の誕生日に手作りケーキを作ってきてくれたのですが、
まずまず自信のある私より、
上手だったのを覚えています。
もし、女子だったら、
もっと仲良くなれたかもなぁと感じです。
ストーカーって煽っておいて、
まったりしたオチでごめんなさい、です。
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