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あねごとバセドウとアジソン

2021/5 甲状腺機能亢進症「バセドウ病」
2022/12 原発性副腎皮質機能低下症「アジソン病(指定難病83)」

 

ブログを始めたきっかけと自己紹介

病気になるまでの経緯(時系列簡略ver.)

バセドウ病になるまで①

アジソン病になるまで①

 

こんばんは、あねごです。

 

 

今日はアジソン病と確定診断された時のことを思い出しながら、書いてみようと思います。

 

 

 

 

この記事でも書きましたが、身構えもせず無防備な状態で病気の説明を受けたあの時。

シックデイ対応の話や緊急時カードを渡され、だんだんバセドウ病の時とは先生の温度感が違うことに気が付きました。

なんだか、大変な病気なのでは…?と。

 

そして説明は服薬治療の内容に。

私は自前のホルモンもあるようで、コートリルは依存するほどの量ではないと言われました。

しかし、その後に先生は「今後はどうなるか分かりませんが…。何せ、一生付き合っていくことになりますから。」と続けたのです。

 

 

バセドウ病は完治しない病気と言われていますが、数値が安定すれば休薬をして「寛解」という状態になることもあります。

私は数値がだいぶ安定してきたので、休薬の話もそろそろかな、という感じだったのです。

しかし、コートリル=ステロイドは一生服用する必要があると。

つまり、完治も寛解もない。

ホルモン補充によりコントロールが出来ていれば健常者と変わらないという意味合いのことを言われましたが、シックデイの恐怖や上手くコントロールできなかった場合の不安など、気持ちはずっとざわざわしていました。

 

 

診察が終わり、会計待ちの時間にざわざわした気持ちのままスマホで「アジソン病」と調べてみました。

目に入ってきたのは【難病】の文字。

ざわざわどころの話じゃない。

心臓がバクバクしていました。

先生の口から難病というワードを聞いた覚えがなく…(ずっと半ば放心状態だったので、私が聞き逃していた可能性は十分にあります。)想像以上の事態に驚きを隠せませんでした。

 

 

後日CT検査のため再度病院を訪れた際に、先生と今後についてもう一度話をしました。

この時はだいぶ冷静に、落ち着いて話ができました。

 

今後一生この病気と付き合っていくのは間違いないこと。

難病だが、申請が通る条件を満たしておらず、現時点で補助などは受けられないこと。

「これくらい」と思わず、コートリルの服用が厳しい状況や不調が続く場合は緊急外来でもいいので、すぐに病院に来ること。

 

 

やはり、自分が思っていた以上に大きなものが体の中に潜んでいたんだな、と思いました。

同時に、金銭面での補助が受けられないことにがっかりしました。

数ヶ月ごとの定期検診や、薬代、積み重なれば重なるほどとても苦しいものです。



今日はここまで。ありがとうございました。


それでは。




 

 

 

 

こんにちは、あねごです。

 

 

最近このブログを見つけてくださった方もいるようなので、過去の記事を定型文として載せてみようと思います。

 

ブログを始めたきっかけと自己紹介

病気になるまでの経緯(時系列簡略ver.)

バセドウ病になるまで①

アジソン病になるまで①

 

 

 

気づけばもう4月。

新年度、新しい環境を迎える季節ですね。

私はあまり大きな変化はありませんが、この一年無事に働き通せるか、不安な気持ちです。

ゆっくり、ゆっくり、やっていこうと思います。

 

 

 

 

今日は、今更ですが「アジソン病」とはどのような病気なのかについて書きたいと思います。

とはいっても、これまでにも書いてきたようにネットにも情報が少ない病気なので、

 

 

基本的な情報はこちらの難病情報センターのページをお読みいただければと思います。

 

 

私がここに記していくのは、あくまで一症例だということ、難病情報センターが記載している内容と異なる点があるかもしれないことをご承知おきください。

 

 

 

 

 

副腎皮質という臓器から排出される元気ホルモン。

活動するうえで欠かせないホルモンです。

特にストレスが加わった状態の時には、このコルチゾールが出ていないと体が様々な症状を訴えてきます。

「コルチゾールを出して!」と命令(刺激)するのが副腎皮質刺激ホルモン=ACTHで、脳の下垂体、視床下部という部分で生成されるようです。

 

副腎皮質機能低下症のなかで、下垂体・視床下部いずれかに問題があるものを続発性、

副腎皮質自体に問題があるものを原発性といい、さらにそのなかでも後天性のものを「アジソン病」と呼びます。

SNSで得た情報から推測すると、続発性も原発性も症状は同じようです。

これも推測に過ぎませんが、副腎皮質機能低下症の方の中でも、アジソン病の方はさらに希少に思われます。

リアルな情報を得ようと思っても、なかなか難しいものです…。

 

 

ここからは、難病情報センターの記載内容を元に、私個人の症状がどのようなものかを書いてみたいと思います。

 

 

図:アジソン病の症状と検査所見

難病情報センター(アジソン病(指定難病83) – 難病情報センター (nanbyou.or.jp))より

 

 

・疲労感:かなり強く感じた。仕事早退増える。

・筋力低下:実感なし

・腹痛:なし

・嘔吐:なし

・下痢:たまにあり(元々胃腸が弱いほう)

・食塩渇望:しょっぱいもの求めてたかも…

・行動異常:たぶんない(と思いたい)

・発汗:実感なし

・精神的落ち込み:疲労感、体調不良のせいもあり気分は常に低下。

・筋肉痛、関節痛:実感なし

・起立性低血圧:起立性かは不明だが、人生で初めて採血5回失敗された。(血圧低い人だと思われた)

・体重減少:食べる量変わらない(むしろ増えてた?)のに1キロ減った

・皮膚色素沈着:実感なし(昔から肘が砂漠のようにカサカサで真っ黒なのは関係あり??)

・白斑:なし

・甲状腺腫:なし(バセドウ発覚時も、目立った腫れはなしと言われた)

・レニン活性高値:??

・ACTH高値:血中数値、負荷試験数値ともに高値とまではいかないような…

・コルチゾール低値:血中数値、安静時採血数値は基準値内(低値)、負荷試験で基準値まで上がらず。

・低血糖:症状あり。採血結果でも64,69,72などボーダーラインをいったりきたり。強い空腹感と吐き気、血の気が引くような感覚。がっつくように甘いものや炭水化物を食べていた。食後は吐き気などが治まる。

・好酸球増多:??

・リンパ球増多:??

※クリーゼでは無かったので、Na値、K値には触れていません。また、知識不足でよく分かっていないものは??にしています。

 

 

 

ざっくりですが、こんな感じです。

アジソン病=色素沈着、食欲不振のようなイメージが強いようなのですが、どちらもあてはまらず「???」という感じです。

SNSで奇跡的に出会ったアジソン病の方も同じようなことを言っていたので、やはり個人によって症状は多岐にわたるということなのでしょうか。

 

 

 

 

 

本当は、今日の内容はアジソン病と確定診断された時のことを…と思っていたのですが、「そういえばアジソン病とは何か触れてなかった…」と気づいてしまい。笑

一患者が偉そうに病気のことを書くのは…とも思いましたが、もし違うことがあれば教えていただけた方が自分のためにもなると思い、ブログに書くことにしました。

 

長くなってしまいました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。

またふらっと覗いてもらえたら嬉しいです。

 

 

それでは。

 



花粉症に侵食されている、あねごです。

主治医に相談してアレグラを処方してもらいましたが、効力が切れると鼻水が滝のようにダラダラ…

周りの人たちも、今年の花粉はやばい!!と口を揃えて言うので、例年の数倍というのは本当なんですね。

 

 

今回は「アジソン病になるまで」の最終回となります。

バセドウ病と診断されてから一年と少し。

甲状腺が原因とばかり思い込んでいた体調不良の原因が、とうとう判明した時のことを書きたいと思います。

 

 

 

負荷試験から数日後、検査結果を聞きに病院へ。

正直、何かしらの異常が見つかる可能性は低いと思っていました。

今日の結果で何も出なかったら先生の言う通り心療内科を受診しようと。

 

 

診察室へ呼ばれ入ると、机に負荷試験の結果が置かれていました。




負荷前の数値はそれぞれACTH=21.8、コルチゾール=5.1

負荷30分後コルチゾール=12.9 60分後コルチゾール=16.2でした。

 

 

先生の説明によると、負荷60分後のコルチゾールの値は最低でも18はないといけないそうで、明らかに副腎が機能していない、ということでした。

前回の安静時採血ではACTH、コルチゾール共に低値よりでしたがどちらも基準値内。

しかし今回の負荷試験(ストレスがかかった状態)でコルチゾールの反応が見られなかった&ACTHは分泌できていることから、副腎自体に原因がある「原発性副腎皮質機能低下症」と診断を受けました。

 

そのあとは先生から服薬を続けていくこと、シックデイ時対応の説明を受け、緊急時カードをもらいました。

 

 

 

受け身を取っていない状態で強い衝撃を受けたので、先生の説明に頷きはするものの、理解は全く追い付いていませんでした。

後日CT検査をしましょうということで、その日はコートリルを処方されて終わりました。

 

 

ちなみにCT検査の結果、腫瘍や結節、石灰化などの異常は見られず、原因は不明のままです。

 

 

 

この日の衝撃や複雑な心境は、次回のブログで書かせていただこうと思います。

 

 

長々とアジソン病と判明するまでの経緯を書いてきました。

お付き合いくださり、ありがとうございました。

 

早々に心療内科への受診をしていたら、詳しい検査をお願いしていなかったら、この病気は発覚しなかったと思います。

先生も検査結果を見て驚かれているようでしたから。

きっと、原因が分からず体調不良に悩まれている方が今この瞬間もたくさんいらっしゃると思います。

そんな方たちの情報源になれたらうれしいです。

 

 

今後も日記のようなつもりで、バセドウ・アジソンと歩む日々を綴っていきたいと思います。

 

 

それでは。

 

 



こんばんは。あねごです。

 

 

 

前回のブログで安静時採血について書きましたが、今回は負荷試験という検査について書きたいと思います。

ACTH・コルチゾールという副腎に関するホルモンの値が基準内低値であったことから、負荷試験を行うことになりました。

(心療内科を勧められながらもそれをやんわり断り続け、半ばこちらから頼み込むかたちで実施の流れになったのです。)

 

 

負荷試験の朝も飲食の制限を受け、何も食べずに病院へと向かいました。

ちなみに、バセドウ病の治療で服薬しているメルカゾールも検査後に服用してくださいとのことでした。

 

前回の安静時採血と同様に、まずは処置室へと案内され30分ほど横になりました。

安静後に採血をし、体をストレス状態にするという薬剤を投与した後、30分、60分経過後に再度採血されました。

相変わらずルートが取りにくいということで、看護師さん3人がかりで採血をしてもらいました。

今後、採血があるというだけで通院のハードルが一気に上がってしまいそうです。

 

気分が悪くなったら呼んでくださいと言われましたが、何事もなく60分後の採血も終え、負荷試験は終了となりました。

その日はそのまま仕事に行きました。

ストレス状態にする薬剤(先生が薬剤の名前を言っていた気もしますが、忘れてしまいました…)の影響か、いつもより心拍数が速く感じましたが、何とか定時まで働けました。

 

 

 

数日後に検査結果を聞きに行くのですが、そこで予想もしなかった「副腎皮質機能低下症」という診断を受けることになるのです。

その際の先生とのやりとりなどは、また次回にしたいと思います。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

それでは。

 




 

こんばんは、あねごです。

先日、とある方の演奏を聴くためにとても素敵なお店にお邪魔しました。

日々の喧騒を忘れリラックスした時間、空間でした。

 


 

そのお店で、ある本に目を惹かれました。

皆川明さんの「Letter」という詩集です。

たくさんの言霊たちを、これからゆっくり詠み味わっていこうと思います。

 



 

 

 

 

今回の内容は、体調不良の原因を探るために行った安静時採血についてです。

 

初めての検査内容だったので、どんなことをするのか少し不安でした。

事前に受けていた看護師さんの説明に従い、検査当日は朝食を食べずに病院へ向かいました。

受付を済ますと処置室に通され、ベッドに横になりました。

そのまま安静にすること30分。

寝てしまわないように頑張りました。笑

 

いよいよ採血なわけですが、前回の採血やり直しでできた青アザがまだ消えずに痛みもあったため、びくびくしていました…。

「一度で成功してくれ~」と心の中で唱えながら、看護師さんに腕を差し出す。

 

 

「あら、なかなか血管が出てこないですね。」

「少しずつしか採れないから時間かかるかも。」

「朝は低血圧になりやすいからねぇ。」

 

 

またも3回やり直しをして、やっと終了。

もう…採血嫌いになりました…。

今まではこんなことなかったのに!!

 

 

 

数日後、検査結果を聞きに病院へ。

 

 

 

この結果について、先生からは

「元気ホルモンと言われているACTH、コルチゾールが若干低値なので、それが体調を左右しているのかもしれませんね。しかし基準値内ではあるので、やはりこれだけが原因とは…。心療内科に受診する気持ちはありませんか?それとも、一応さらに詳しく検査してみますか?」

と説明されました。

ただの意地っ張りですが、前回と同様にメンタルが原因と思えない私は、詳しい検査をお願いしました。

 

 

そしていよいよ体調不良の原因が何かを教えてくれることとなった「負荷試験」をすることになったのです。

 

 

 

 

いつもいいねやコメント、ありがとうございます。

次回もぜひよろしくお願いします。

 

 

それでは。