いよいよ最終巻、漫画『3年奇面組』の第6巻を無料で立ち読みしました。
圧倒的ボリュームの第6巻
読めばわかるのですが、『3年奇面組』第6巻は200ページをはるかに超えるボリュームです。
これは連載当時、奇面組たちの卒業・進級に合わせてタイトルを『3年奇面組』から『ハイスクール!奇面組』に変更することになりました。
しかし、それを編集者に相談せずに決めたものですから、話数調整がうまくいかず、第6巻だけが分厚くなってしまった、だとのこと。
この辺りの手作り感というか、素人感というか、独自路線を行く新沢基栄氏の醍醐味かもしれません。
ボリュームだけじゃなく内容もいい
第6巻はボリュームもありますが、収録作の質も高いです。
スキーシリーズ、受験から合格発表、卒業までの一連の作品もいいのですが、取り上げるのは「キャラレル・ワールド」の2話です。
ざっくりいうと、パラレルワールドに一堂零君と河川唯ちゃんが迷い込むお話です。
迷い込むのは、零君が優等生に、唯ちゃんは不良に、天野邪子がぶりっ子(死語)に、番組が生徒会集団に、といった具合に、キャラクターが入れ替わった世界です。
あちら側の零君が、こちら側の唯ちゃんをあちら側の唯ちゃんと勘違い、まさに対決となりそうなところにあちら側の唯ちゃんが登場、混乱する場にさらにこちら側の零君が現われ…
と、私の表現力ではうまくお伝えできません。
本作を読めば簡単にわかります、ぜひダウンロードして確認してください。
キャラクターが充実したのがわかる
キャラクターが入れ替わるといえば、第3巻の「キャラクター騒動の巻」がありました。
あちらは顔のパーツが入れ替わってしまうだけですが、本作では外見はほぼそのまま、内面が入れ替わっています。
第3巻の段階では顔のパーツが入れ替わったら面白い顔になる、という笑いだったのが、本作ではキャラクターの内面が入れ替わるだけで面白さが生まれ、キャラクター間の関係性がさらに面白さを生み出しています。
パラレルワールドを持ち得るほど、「奇面組ワールド」が一つの世界として出来上がったからできた回だと思うのです。
今ならグッズになったかも…
最後のコマには、様々なパラレルワールドの零君と唯ちゃんが集まることになります。
ここに登場する「まゆあり零君」と「きめんなよ零ちゃん」がいいんです。
今だったらグッズにもなったかもしれないくらい、個人的におすすめです。
いよいよ奇面組も卒業
奇面組はこの巻で一応中学校を卒業、進学します。
零君、豪君と潔君は3度、仁君と大君は2度の3年生を送った末での卒業です。
感慨深くなるかと思いきや、最後もドタバタのまま一応中を旅立ちます。
こんな彼ららしい卒業、少し憧れます。
傑作は何度読んでも発見がありますね。
次は…第1巻から読み直そうと思います。
やっぱりダウンロードして良かったです!
