発熱してから10日過ぎても37度台の微熱が続いている。



地味に辛い。

体力も気力も日々削がれていく。


もうだめかもしれない。

このまま終るのか。



本気で言っている。



鬱々と臥せっていた。

まさに今この瞬間まで



あれ?

このまま終るなら

何やってても熱が下がらないなら


もう終るんだと思うなら



この状態で、好き勝手やっていいよな。



このままぐじゅぐじゅして終るなら、どうせなら好きな事だけしよう。さて、私の今やりたい事ってなんだろう


そう思う間もなく体が動いた。


まず初めにした事は

最近、微熱で動けない体を託していたソファの傍らに文庫本を1冊。



2メートルくらい離れた所にある夫の真っ赤っ赤のソファに(夫はド派手な色や物が大好き)に文庫本を1冊。


最後に、私のベッドの枕元に文庫本を1冊。


置いた。



私が私の終わりを意識した時にとった行動がこれだった。



どこに居ても、本が読めることだった。



なんてささやかな事だろう。



人生の中で、希望とか夢とか目標とかは壮大な物を掲げたくなる。

かっこつけたくなる。

幼少の頃からそう刷り込まれても来た。



もうそういった自分を大きく見せる鎧は脱ごう。



なんでもいいんだよ。


どうせ終るなら





こうやって私の人生は、ヤケクソという形で動く。