悲しすぎる、、辛すぎる、、
こんな残酷な現実、、
いつまで続くのか、、、
人間と同じように心のある子達、
命の重さに変わりはないのに。

最後の毛布じゃなくて、
暖かい明日を迎えられる毛布で
あってほしい。。。
悲しむ命がなくなりますように。




(米田英行様FBより)

寒くなる前に寒かった日の忘れ物を…

………最後の毛布………

これを見る頃、僕達は、もう、この世界にはいません。
虹の橋の麓と言う所にいると思います。
ここは、日光ドックセンター…
通称、最終処分場と呼ばれる所
あの日、僕たちは、お腹が減って…
ペコペコで…森の中を歩いていると、美味しそうな匂いが漂って来たんだ…
お腹が減ってたまらなかったので、その美味しいそうな匂いを探して…見つけたんです❗️
美味しい❗️
ご飯を探し当てて、お腹がペコペコだったから、一生懸命美味しいご飯を食べていたら
変な大きな音がして地面が震えたんだ…
ガシャン❗️
僕たちは、檻の中に閉じ込められてしまった…
どうやっても逃げられない
助けを呼んでも、開けられない
一夜開け…疲れて、いつの間にか眠ってた…
そしたら、怖い人達が来て、
ここに連れて来られたんだ…
寒くて、震えてる子や怖くて震えてる子がたくさんいて…
僕は自分の状況が理解出来なかったよ…
寒い日光ドックセンター…
コンクリートの冷たい床…
冷たい鉄の檻…

時間が経つにつれ悪夢じゃなくて現実なんだとわかって来た
怖い人達は、寒く無い様に、毛布を僕達に…1人に一枚づつ…くれた
温かった…少しホッとした
この毛布は、僕達が焼却される時も一緒に燃やしてくれるんだって…
初めて人間から貰った最後の宝物…
みんなが保健所や動愛センターに送ってくれた毛布だよ。
この毛布は、怖い人達と違う優しい匂いがして、暖かいや。
日向ぼっこをしている時、お菓子をくれた人の匂いや、頭を撫でてくれた人達と同じ匂いが、微かにする…
これから、虹の橋の麓に行かなければならないけど
飼い主がいなかった僕たちは、誰を待っていれば…誰に甘えれば良いのだろう?

僕たちは、もうすぐ冷たくなっちゃうけど、この毛布は、とっても暖かい…
最後の毛布を…
ありがとう…
時間が来たみたい…
みんなが怯えた声で泣いている…
この毛布を持って虹の橋に行かなきゃ…悲しいけど、とっても怖いけど…この毛布があるから、少しだけ心暖かい…
今度は、暖かいお部屋の中、殺される事のない愛される子に生まれて来たいな…

では…
では…

では………

さようなら…
暖かい毛布をありがとう。