バストアップヒーリング | Hiroppeのブログ

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絵やマンガを描くのが好きなアラフィフ専業主婦です。

息子の発達凹凸の受容、道半ばです。義母から指摘されてからのありのままの感情の記録を残してあります。

今まで受けたヒーリングで、一番腰が抜けるものだったのがバストアップヒーリングだった。



半分ネタ作りのような気持ちもあり、こちらも本気ではなかった。
…ヒマだったなあ。

都内のマンションの一室。普段はヒーリングとかセラピーを行うサロンのよう。
サロンのオーナーがお茶を淹れてくれたりした。そこに行くのは2度目だった。

畳の部屋にガチな感じの神棚がある。オーナーはお茶を出し終わると畳の部屋に引っ込んでいった。
初めて行った時には陰陽のヒーリングっぽいやつだったが、その時はオーナーさんも参加していた。バストアップヒーリングに対する期待感の薄さをなんとなく感じる。

サロンを借りてヒーリングをするのは30代後半の女性のKさん。
この人は目に見えない力が凄いらしく、とにかく自信に満ち溢れている。

身体の中の女性ホルモンの数が筋反射でわかるようになったということだ。
それで、バストアップヒーリングが可能だ、ということに気づいてしまったとのことだった。

ヒーリングを受けるのは私ひとりではなく、もうおひとりいた。この人は別のつながりもあるようで、サロンのオーナーさんとも仲良しな感じだった。

Kさんに、筋反射でエストロゲンやプロゲステロンの数を測ってもらう。細かい数字は忘れてしまったが、200とか、100単位の数字だった気がする。

さて、それをここから一気に増やしていく。

注射も薬も飲まない。

どうやって!?





凡人には決して思いつかない方法で…。



なんと…


Kさんは、宇宙語をマスターしていたのだ。




「パラポロッピレリポルピリリパラプル…」




もうひとりのお客さんと、Kさんの「パ行」中心の祝詞を聞いている3分間は永遠のように感じられた。

「恥ずかしいから眼を閉じていてください」とのこと。


Kさん、乙女である。


普段のトーンより一段高い音程で宇宙語を話すKさん。


可愛らしい。



宇宙語が終わると、「どうでしたか?」と聞かれた。どうもこうも特に変化はなかったので答えに躊躇していると、また筋反射で女性ホルモンの量を測ってみることに。

驚くことに、2000から3000の数値に跳ね上がっていた。宇宙語が、体内の女性ホルモンを増やすことが立証されたのである!!!

体内の女性ホルモンを増やすことができれば、不妊で悩む女性達にとってもこんなに素晴らしいことはない!

無論、これからこのヒーリングはかなりの可能性を秘めていることはKさん自身が一番自負があった。


その後、感動冷めやらぬまま、なんだかやけに高価な水や食べ物を売るパンフレットを見せられ、薄くなにかに勧誘されたようだったが私は断った。
一緒に受けた女性は水を買っていた。リッチだなと思った。

頃合いを見てオーナーが出てきた。
オーナーもバストアップヒーリングを受けて、胸が少し大きくなったらしい。でも、マッサージも同時にはじめたので、その効果もあるかもしれない、お風呂でマッサージをすると相乗効果があるかも!素晴らしい。
早速やってみます!と答える。
和やかな雰囲気のまま、ヒーリングの会はおひらきになった。

Kさんによると、これから2週間くらいかけてデトックスがあり、それからまた女性ホルモンが増えていくとのことだった。



でも、確かに…。

次の日、尿の臭いに変化があったのだ。油っぽい尿だった。
うーん…。

Kさんは宇宙語がいつの間にか話せるようになったらしい。
私にも降りてこないかしら。