自分のやり方は、あくまで自分にとっての正解で、他の人に当てはまるかどうかは分からないというのは、ものすごく重要な視点です。


ビジネス書、自己啓発書、小説や漫画、いろんな本から学べることはあります。

けれども、それらはその書いた人にとっての正解です。


同じ人は1人もいないのです。

親や環境、職業、年齢、体型、経験が少し違うだけで、同じ方法をしても結果が違います。


メンタルについても、健康についても、恋愛についても、仕事についても、自分なりの教科書を作ることが一番大切ではないでしょうか。

自分で試行錯誤して、仮説検証して作ったものが一番自分仕様になっているので、使いやすいわけです。

けれども、うまくいっている人の方法を学ぶということは、仮説検証をする時に仮説を立てやすくするので、忘れてはいけません。


吉田選手のメンタルの強さは、スポーツにおいてはものすごく有効に働いています。

彼女の過ごした環境は、スポーツで金メダルをとることに特化したメンタルを作れてはいることは間違いないでしょう。

うまくいっている人、すなわち父親の方法を使って仮説検証してきた結果が、いまの結果につながっているのです。


人がメンタルを試されるのは、困ってからです。

うまくいっている時は、うまくいく方法をやっていれば問題はありません。


うまくいかない環境、新しい環境、そこでどう生きていくか、そういう時にメンタルが試されます。

スポーツ選手が選手生活を終えてから人生が上手くいかなくなるのは、スポーツに特化したメンタルを作ってきた結果なのではないでしょうか。


スポーツ選手で引退後もうまくいっている人と、

引退後にうまくいっていない人の違いは、

人生でうまくいくメンタルを持っているかと

スポーツのみでうまくいくメンタルを持っているかの違いです。


人生は勝ち続けられるものではありません。

勝ち負けでもありません。

悩んだ時にどう考え、どう行動できるかが大切ではないでしょうか。

悩んだ時にも乗り越えていけるためのメンタルを作ること、そんな自分なりの人生の教科書を作っていけるようになることが大事ではないかと考えています。