男気も女気もとうぜんそこには江戸の気風が取り込まれ、江戸の文化、時代の風がある。しかもそこには、男気も女気もたっぷりと入っている。そうしたもろもろのものを受けて、刺青が産声を上げたと考えたい。しかも、そうした時代の先端部分で生み出されていくものには、新しさゆえの不確かさがある。だがその未完のゆえに魅力があったというべきだろう。またそこに、お上からの禁令が出れば、さらにそれが追い風になったことは間違いない。