a part of my life  世界一周旅日記 -4ページ目

NZ人の底力。クライストチャーチ

ウェリントンからピクトンという南島の港町まではINTERISLANDERという名のフェリー。
思ったよりデカイ。3時間の船旅だ。
乗った途端になんだかなつかしい感じがする。
世界一周の船旅からもう4年経つんだなぁ。

そいや、NZに来て驚いたこと。
ウェスタンが食器を洗っている。
オーストラリアの安宿ではこの光景、皆無に近かった。
NZに来ているウェスタンは種類が違うのかな。
オーストラリアで会ったウェスタンはイケイケな感じの人が多かった気がするけど
NZで会う人たちは、どこか落ち着いているような感じがする。
街が好きで夜な夜な遊びに出るタイプはオーストラリア、
自然や田舎を愛するタイプはNZに旅行に来るのかもしれない。

話は戻って、ピクトンからクライストチャーチへはバス。
行けども行けども山は緑。そして牛と、すごい数の羊!!
マジ、アルプスの少女ハイジが出てきそうな光景です。
ま、アルプスの少女ハイジはスイスですが・・・(笑)

この国は、本当に美しい。
どんどん魅了されていく自分がいます。

クライストチャーチは、高い建物が全くなくって、落ち着いた街。
紅葉していて、街を歩いているだけでも絵になる光景がたくさん見られる。

そうそう、NZの大道芸人は質が高いような気がする。
今日はマウンテンバイクを宿で借りてウロウロしてたら、
マジックとジャグリング?とかをやっている大道芸人がいて
シャベリも面白くって、すっごい数の人を集めていた。
ちょっとそこのアナタ!自転車かして!と私の自転車を持っていったその大道芸人。
おでこに私の自転車を乗せ、20秒保つという即興の芸を披露。すげー。
ギターをひいているおじちゃんもいて、これが惚れ惚れする位うまい。
あなた、なぜにデビューしなかったの?と聞きたくなる位うまい。
そんなのを見ながらウロウロしてると、時間はあっという間に過ぎていきます。

NZに来たからにはラグビーを見なきゃと思っていたら、ちょうど試合があるのを発見。
こりゃー行かねばと、チケットを買いに出かける。
で、どこで買ったらいいんだ?と宿を出て思う。
なんでいつもこう無計画なのかしら。私。
ま、スタジアムに行ってみたらなんとかなるだろーと思い
スタジアムにあるユニフォームとか売ってるショップのお姉さんに
「どこで明日の試合のチケット買えるの?」と聞いたら、
「ここで買えるよ!」と、即効チケットゲット。

当日、スタジアムに行ってみたら、私の席に先客が。。。
「あのー、ここ、私の席ですよねー?」と話しかけたら
「どこに座ってもいいんだよ!」と、もうベロベロの若者グループは返答。
酔っ払いだからもう話にならないので、しょうがなく彼らの前に座る。
彼らが飲んでるビールが、瓶じゃなくってペットボトルなことに感心してたら、1本くれた。
話していたらなんだか私も彼らの仲間みたいになってきちゃったけど、
結局は彼らは本来そこに座るべき人たち(私も)に押し出され、どこかに去っていきました。
でも彼らNZアーミーらしく、アンザックデーの儀式みたいな時だけは
シャキっと立って、一言も言葉を発さなかった。
なんか、そんときだけアーミーなんだって感じがした。

試合はCRUSADERS対BLUES。
試合は地元チームらしいCRUSADERSの勝利。

ハーフタイムの時に会場をウロウロしてたら、
TUIというビールのランニングを着た男の人たち10人ぐらいを発見。
ランニングを着てる・・・と思いきや、
体にランニングを書いてる!
ということは、着てるのはハーフパンツと靴下だけ。。
頭にはTUIのビール箱をかぶってるけど。。
私、ジャケットにニット帽まで着用してるくらい寒いのに。。。
ビールの売り子さんも大変ねー、どの仕事も楽じゃないわーと思いながら、
写真を撮らせてもらう。

帰り道、ハっと気づくと、その裸にランニングの絵の集団が私の前に。
しかも、ヒッチハイクしてるし!!!

かなり自分の目を疑ったが、
彼らは売り子でもなんでもなく、ただの観客だったらしい。
それにしてもあの格好でヒッチハイク。
行きも帰りもあの格好で街をウロウロしてたのかと思うと、笑える。

NZ人っていろんな意味ですげーって思う出来事でしたわ。