a part of my life  世界一周旅日記 -35ページ目

ロヴィナビーチ さらばバリ!

仕事がないというバリ。
聞くと、2日働いて、5日休みというのはざらのよう。
羨ましい話だが、収入が少ないのも確か。

なので彼らは即席ガイドやドライバーと化す。
街を歩いていて、
「TRANSPORT?」
と声をかけられる数はベトナム以上である。

もう私はこの国に疲れきっていた。
ロヴィナビーチに来て、
ひっきりなしに物売りや即席ドライバーに話しかけられて、
もう、笑えなくなってきた。

1日に何十回もされる同じ質問。
What is your name?
Where will you go?
Where do you stay?
そして最後には
Your pick up guy will not come!
So I will bring you!

あまりにも同じすぎて、
もう英語が全く話せないふりまでしてしまうほど私は病んでいた。
何を信じたら良いのか分からなかった。

夕方sunsetを見に近くの海へ行った。
また何人かの地元人が話しかけに来た。そしてそこに居座る。
もう、めんどくさくて、適当に返事をしていたら
そのうちの何人かは帰った。
最後に残った3人。
そのうち一人は本当にバリ人?と疑うほど控えめだなぁと思ったら、
まだ学生らしい。
あとの2人は物売り。

話しているうちに、彼らの冗談につい笑ってしまった。
ヒンズー教のカルマについて。
彼らの失恋について。
インドネシアについて。
3時間ほどビーチで話した。
すっかり日も暮れた。

いつの間にか私、大声で笑っていた。

インドネシア・バリ島最終日。
1人になりたいとずっと思っていたのに、結局人に救われた。
嘘つかれたり、だまされたり、しつこかったりといろいろあったけど、
そんな人達は氷山の一角で、
きっと彼らのように素敵な人もたくさんいるんだろうな。

ヒンズー教。
カルマ。
いいことをすればカルマが上がる。
神様は見ている。
全ては循環している。

きっときっとこの島は、私の見ていない部分で
もっと幸せにあふれているはずである。

空港での8時間のフライトキャンセル待ちの末、
無事パースへのチケットをゲット☆
オーストラリア、入国。
初めてのオセアニア大陸上陸である!