ズキズキ ガクガク エアーズロック
シドニー最後の日。
朝ごはんにスープをあたためようと電気コンロをつける。
なんでか間違った所をあっためてたらしく、知らずに右手を乗せてしまった。
焦げ臭いニオイが広がる。。
ヒャ-。すごいヤケド。
氷で冷やすが氷を離した途端に痛みが戻ってくる。
さすがにヤバイと思い、病院へ。
包帯グルグル巻きにされた上、
破傷風の注射をここ10年内にしているか質問される。
オーストラリアでは10年毎の接種が義務付けられているらしい。
受けた記憶ない・・・と答えると、しときましょ!と言われ、
二の腕にブスっと。。
筋肉注射初めてした!
それにしても痛い・・・。ヤケドの痛みを忘れる位、二の腕がズキズキ。。
右手が完全につかえなくなった状態でエアーズロックに向け出発。
初日、大興奮でエアーズロックに登った。
登り始めてすぐに後悔。。
これ、半ロッククライミングじゃんよ!!!
登るのがこんなにつらいって事は、下りは一体どうなることやら。。
あるのはチェーン一本のみ。
でも低すぎてずっと持ってもいられない。
エアーズロックから落ちて死んだ人がいるって聞いたけど、
まんざらその一人になってもおかしくはないかも・・・。
それにしてもキツすぎる!
ボチボチ休憩しながら進むと、途中からチェーンまでもなくなった。
本当に殺す気か!?
ものすごい突風の中、なんとか348メートルの頂上にたどり着く。
うわぁー。雄大な景色。
でも何より空の広さと、どんどん変わる表情に魅了された。
さて下り。
もう5年ほどはいているスニーカーで来たことを悔やんだ。
靴底が擦り減ってて、つるつるにすべる。
何度かずるっとすべって、マジ冷や汗。
愛じゃなくて、恐怖でギャ-と叫んださ。
疲れからなのか、高さの恐怖からなのか、足はもうガクガク。
膝が笑い出した。
往復3時間の登山。いや、登岩!?
何とか生きて帰ってきて、本当に良かった。
次の日、カルチュラルセンターで知った。
ウルル周辺の土地はアナングというアボリジニーの人々の土地だということが
80年代に条件付で認められたらしい。
それは99年間のオーストラリア自然保護局への賃貸契約。
そして今私たちがこうして観光できているというわけらしい。
「エアーズロックに登らないで下さい。」
この言葉が繰り返し書かれていた。
知らなかった!早く言ってよ!!
アボリジニーにとってエアーズロックは神聖な場所らしく、
アボリジニーの中でもごく一部の人しか登る事は許されていないらしい。
観光ではエアーズロックに登るツアーとかが組まれているというのに。。
ヨーロッパ人がやってきて、自分達の土地を奪われ、
信じている聖地までも侵されている。
今自分の身に同じ事が起こったら・・・とぞっとする。
というわけで、指令を受けてた地球緑地化計画、
サボテンの種をエアーズロックに植えてやろうと思ってたけど、
アボリジニの人達に敬意を払おうと、ここでは断念することにしマス。
朝ごはんにスープをあたためようと電気コンロをつける。
なんでか間違った所をあっためてたらしく、知らずに右手を乗せてしまった。
焦げ臭いニオイが広がる。。
ヒャ-。すごいヤケド。
氷で冷やすが氷を離した途端に痛みが戻ってくる。
さすがにヤバイと思い、病院へ。
包帯グルグル巻きにされた上、
破傷風の注射をここ10年内にしているか質問される。
オーストラリアでは10年毎の接種が義務付けられているらしい。
受けた記憶ない・・・と答えると、しときましょ!と言われ、
二の腕にブスっと。。
筋肉注射初めてした!
それにしても痛い・・・。ヤケドの痛みを忘れる位、二の腕がズキズキ。。
右手が完全につかえなくなった状態でエアーズロックに向け出発。
初日、大興奮でエアーズロックに登った。
登り始めてすぐに後悔。。
これ、半ロッククライミングじゃんよ!!!
登るのがこんなにつらいって事は、下りは一体どうなることやら。。
あるのはチェーン一本のみ。
でも低すぎてずっと持ってもいられない。
エアーズロックから落ちて死んだ人がいるって聞いたけど、
まんざらその一人になってもおかしくはないかも・・・。
それにしてもキツすぎる!
ボチボチ休憩しながら進むと、途中からチェーンまでもなくなった。
本当に殺す気か!?
ものすごい突風の中、なんとか348メートルの頂上にたどり着く。
うわぁー。雄大な景色。
でも何より空の広さと、どんどん変わる表情に魅了された。
さて下り。
もう5年ほどはいているスニーカーで来たことを悔やんだ。
靴底が擦り減ってて、つるつるにすべる。
何度かずるっとすべって、マジ冷や汗。
愛じゃなくて、恐怖でギャ-と叫んださ。
疲れからなのか、高さの恐怖からなのか、足はもうガクガク。
膝が笑い出した。
往復3時間の登山。いや、登岩!?
何とか生きて帰ってきて、本当に良かった。
次の日、カルチュラルセンターで知った。
ウルル周辺の土地はアナングというアボリジニーの人々の土地だということが
80年代に条件付で認められたらしい。
それは99年間のオーストラリア自然保護局への賃貸契約。
そして今私たちがこうして観光できているというわけらしい。
「エアーズロックに登らないで下さい。」
この言葉が繰り返し書かれていた。
知らなかった!早く言ってよ!!
アボリジニーにとってエアーズロックは神聖な場所らしく、
アボリジニーの中でもごく一部の人しか登る事は許されていないらしい。
観光ではエアーズロックに登るツアーとかが組まれているというのに。。
ヨーロッパ人がやってきて、自分達の土地を奪われ、
信じている聖地までも侵されている。
今自分の身に同じ事が起こったら・・・とぞっとする。
というわけで、指令を受けてた地球緑地化計画、
サボテンの種をエアーズロックに植えてやろうと思ってたけど、
アボリジニの人達に敬意を払おうと、ここでは断念することにしマス。