高校生時代 共学では無かったが
同じ構内に 建物が別々にあって 男子部と 女子部があった
登校時間も 少し違っていて 出会う事は少なかった
そんな中 とても素敵な女子高生と 一緒のバスになった
とても好みの女の子で わざわざ帰りは 同じバスに乗るようにした
出会う事は少なかったが 見つけると 帰りのルートも変更した
私が その子を好きなのを知って
友人の菊池は いつも行動を共にしてくれた
その子は 駅にバスが付くと 別のバスに乗り換えて帰って行った
着いて行けるのは 駅までのバス
名前も知らないから 菊池がその子を 「ちょんまげ」と名付けた
髪を 後ろに束ねていたからだ
それからしばらくして 名前も学年も知った
私より 一学年上の 三年生だった
そして その子が 6つ上の叔父の親友の 妹さんだと知った
それからは 余り出会う事はなく
いつの間にか卒業して行ってしまった
今から考えると 一瞬の事のように思えるが
60年近く前の事を 何故か 思い出した