ヨーグルトは 子供のころから好きだ
今の様に スーパーやコンビニなど 近くになくて
牛乳配達の人が ガシャガシャと 瓶がぶつかる音をたてながら
自転車でやって来て 家の前の牛乳ボックスに入れていく
成長期だった私の為に 牛乳は 普通瓶の3倍ほどの
大きな瓶に入った 牛乳を頼んでいた
本当は コーヒー牛乳や フルーツ牛乳が飲みたかったが
そんなものは 母が許さなかった
大きな瓶に入った牛乳は 飲み切れなくて どんどん溜まっていく
父は 牛乳を飲むと 下痢をすると言って 嚙みながら飲めと言う
そう言いながら 父は殆ど牛乳は飲まなかった
余りにも余るので 普通瓶にして 新たにヨーグルトを取り始めた
結構好きで 毎日食べるようになった
ただ 入れ物が気に入らない
口の部分が狭いから スプーンで取ると 中々上手く全部食べられず
ある部分に ヨーグルトが残ってしまう
それが嫌で ストローを使って 吸い込んで食べるようになった
すると スルリと キレイに食べられた
紙の蓋は 牛乳専用の 千枚通しのようなモノを
蓋に差して 開けていた
だから それからは ヨーグルトを ストローで飲むものと決めていた
時が経ち 飲むヨーグルトと言うのが発売される
ストローで飲んでいた頃からは 何十年も経っての事だ
今でも毎日 ヨーグルトを食べているが
やはり今風のカップでも 少し残ったりする
そうか ストローで飲めばいいのか
明日から ヨーグルトは
子供のころを思い出して ストローで飲む事にしよう(笑)