マッチが 必需品であった時代は 終わってしまった

 

マッチを 知らない子供もいるだろうし 

 

発火させることが出来ない 若者も 居るかも知れない

 

生活の中に 常にマッチはあった

 

炊事をする時も 風呂を焚く時も ストーブを付ける時も

 

必ず マッチが必要だった

 

喫煙者も マッチでタバコの火をつけた

 

旅館に行ったり 食べ物屋に行っても

 

無料で 広告の入った マッチをくれたものだ

 

そうしたマッチを 収集して コレクションにする人もいた

 

飲み屋に行くと マッチ棒で いろいろ遊んだりもした

 

中には 耳かき替わりに使う人もいたり

 

若い時 片手で マッチを擦って点火させる事が出来た

 

それが カッコいいと思って 練習もしたものだった

 

今では ガスコンロであっても ガスストーブにしても

 

自動発火するようになったし

 

ライターも 使い捨てが出るようになり 

 

完全に マッチの需要も無くなってしまった

 

100円ショップで マッチを買って来た

 

何となく懐かしくて 

 

仏壇のロウソクに 火を点ける為に買った

 

懐かしい あの燃える匂い

 

これから毎日 ロウソクは マッチで点けようと思う