星のフラメンコ 西郷輝彦
歌は好きなんだけど
余り歌詞を 理解しようと思った事は無い
しかし 三行詩 四行詩の中に 詰まっている魂は
最近 素晴らしいと 思うようになった
「好きなんだけど 離れてるのさ」
そんな意味など 考えた事なかった
好きなら 会えば良いじゃない
そんな風に 思っていた
この 二行を そんな風に やり過ごしていた
でも この単純な二行は 深い気味感じている
若い頃の 片思い
とどかない愛を 表現するには 端的な言葉だ
作詞家なんて 適当に 言葉を並べれば
自分だって 書ける
いや 待てよ そんな単純じゃない
年老いた今 なぜそんな風に 思うのだろう
懐かしい 初恋の時代
恋しい 片思いの時代
青春の輝きの中で 潜めていた 孤独の世界
今は又 その時代を 俯瞰して見れる
時代の流れが そこにある