シバの女王 レイモン・ルフェーヴル グランド・オーケストラ
子供の頃 近くの小川には ホタルがいた
母の自転車に乗り 茶畑の道を走る
家に帰ると 身体に ホタルが付いていた事もある
東京と言っても まだ 田舎だった 我が家の周り
周りは ほとんどが 畑だった
夏 夜になると 蚊帳を吊る
窓は 開け放たれているから
カブトムシや カナブンも よく飛んで来た
我が家の 周りにいたホタルは
小さな ヘイケボタル
蚊帳の中に入れて 飛ぶのを楽しんだ
ゲンジボタル 発祥の地と呼ばれる 佐賀の小城に行った
天山から流れる 祇園川
ゲンジボタル保存会の人が 一生懸命 川を守る
ホタルの為の カワニナも養殖している
ゲンジボタルは 成虫になるまでに
カワニナを 40個も食べるという
カワニナが 育つのは清流
まもなく 5月の終わりには ホタルが飛ぶ
それは 雨上がりが良い
一つ二つと 小さな明かりが灯る
それが徐々に増えて 近くの大木へと飛んでいく
まるで クリスマスツリーのようになる
川の両岸を 2キロに及ぶ ホタルの道が出来る
明かりを灯して 飛ぶ時間は 決まっている
夕刻から そして深夜の2時頃
大きな ゲンジボタルは 迫力がある
真夜中のホタルは 誰も見に来ない
とても静かな 幻想的な 風景
見たいという 同行した女性と 二人で見た
シュチュエ―ションは 最高だったが
彼女ではなかったが 残念だった
川べりを上って行くと 天山酒造がある
超辛口の 竹の皮を巻いた 日本酒が好みだった
いまは 七田
小城には 何度行っただろう
知り合いも 沢山出来たが みな元気だろうか
もう一度 ホタルを見に 小城の街に行ってみたい