セルジオ・メンデス&ブラジル66  Cinnamon And Clove

 

静かな日々が 続いたが

まもなく それも終わりに近づいてきた

年の暮れは 新しい年を迎える為に 用意をするものだが

年が越えるのが いささか怖い

 

歓びに満ちた 新しい年は 迎えられそうにない

なにか 最後の晩餐が 近づき始めている

震えるほど悲しい事が この先には待っている

 

何事も越えて来た

どうにかなるものだと 今までは思っていた

だが そうでない 現実を突きつけられると なんとも悲しい

 

見るもの 聞くもの それは全て思い出に繋がる

京都の旅も 金沢の旅も 伊豆の旅も

今はむなしく思い出す

 

約束した 飛騨の旅も 銀山温泉も もう行かれない

 

医者は 仕事とはいえ 冷酷だ

だが 冷酷だと感じるのは こちら側の話

感謝しながら その日を待つしかない

一日 一日を 大切にしていかねば