風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとかせん
播州赤穂藩 藩主 浅野内匠頭長矩の辞世の句
江戸城松の廊下で 吉良上野介に 刃傷に及んだ 浅野内匠頭は
即刻 切腹の後 赤穂藩5万石の取り潰しが決まり
預けられた 陸奥一関藩主 田村邸で切腹する
切腹最中は その田村邸跡地で 営業している
和菓子屋 新正堂で 販売されている最中だ
謝罪 お詫びの品として ヒットする
切腹とは 縁起の悪い言葉だが
お詫びの品としては 文句のない品だ
土下座でもして 切腹最中でも渡せば
相手も それなりの謝罪の意を 感じる事だろう
餡の たっぷり入った 最中は
見た目が 通常の最中とは 異なる
ボリュームのある餡は 意外と食べ易く 美味い
新橋の 離れた場所にあるが 買いに来るお客は多い
中には やはり謝罪用に 買う人もいるだろうが
土産用に買う人 一つだけ 自分用に買う人も多い
赤穂浪士にまつわる 義士羊羹も 売られている
四十七士 揃いのセットもあるが 単品で売られている
新正堂は 切腹最中で有名だが
実は 豆大福が 美味い
日持ちせず その日の内に 食べねばならない
夕方には 売り切れになるから 早めに行く