秋から 冬へと向かっている
暖を取りたくなる日が 日一日と近づいて来る
囲炉裏の火が 恋しく見えるが 囲炉裏などにあたる事は無い
炉を 囲むから 囲炉裏なんだと思った
東京に住んでいると 囲炉裏のある家など
多摩の奥地に行っても 今はもうないかも知れない
江戸東京たてもの園には 囲炉裏がある
ボランティアの人達が ある人は
このように囲炉裏に 火を入れて 入園者を導く
土間には かまどがあり そこも火入れをしている
古い建物から 立ち上る煙が 郷愁をそそる
薪の燃える臭いも 懐かしく感じる
囲炉裏に向かって 手をかざしてみる
手をかざして 暖を取るのは ダルマストーブ以来かも
囲炉裏を見ると 何故か 秋田のきりたんぽ を思い浮かべる
擦りつぶした うるち米を 杉の棒に巻き付け
それを 囲炉裏の周りに刺して 焼いて行く
きりたんぼ鍋が好きだ
比内鶏のガラをとり 醤油と砂糖と酒で味付けをする
マイタケ ゴボウ ネギ セリ そして比内鶏の肉に きりたんぽ
子供の頃から食べている 秋田の味
あぁ 食べたい と思うが
まだセリが売られていない セリが入らない
きりたんぽ鍋は やはり きりたんぽ鍋とは 言えないのだ