調布にある 日活撮影所
入り口を入ると 出迎えてくれるのが 往年のスターたちの看板
随分と小さな 撮影所に なってしまった
自転車を飛ばして 撮影所まで行ったのは 高校生だったころ
早朝 大映撮影所の前を通り 多摩川に出て 日活撮影所
河川敷には オープンセットが 組まれている
男の紋章シリーズの セットだと すぐに判った
学生時代 エキストラの バイトをした
最初に行ったのは 大泉の 東映東京撮影所
「柔道一直線」の 先生役だった
日活撮影所の中に 初めて入ったのは その当時で
有名な 日活銀座は取り壊され
「戦争と人間」のセットが 組まれていた
二度目に入ったのは 撮影所の スタジオで行われた
川中美幸の カラオケ大会だった
その時 石原裕次郎賞を 貰う事が出来た
トロフィーを渡してくれたのは 鶴岡雅義さんだった
もうその時は 撮影所は 半分以下の大きさになり
元の場所には 大きなマンションが建っている
その次に行ったのは 時代劇の撮影を 見学した時だ
友人が 時代考証を担当していて
久し振りに 時代劇の 撮影現場の雰囲気に触れた
その後
元日活女優だった 友人の女性が 手配をしてくれて
仲間達と 日活撮影所見学に行った
スタジオ 大道具部屋 小道具部屋と 案内をしてくれる
ここが 赤木圭一郎が
ゴーカートで衝突した扉と 教えてくれる
日活映画が 丁度100周年を 迎えた時だった
新しくリフレッシュした 食堂で 食事をする
「嵐を呼ぶ男」で 裕次郎が叩いた
ドラムセットが 展示してある
壁には 記念の スターたちの手形が展示されている
若き日の 憧れが すべて詰まった 撮影所だった
多摩川の土手を歩きながら みな楽しそうにしていた