たまたま調べ物をしている中で見かけたウィキペディアのリンクを辿っていったら、
子供の頃にテレビで見て鮮烈に覚えていた映画をたまたま思い出した。
僕は1974年生まれで、その映画は1977年公開、おそらくテレビでやるのはその数年後なので、
1979年くらいに見たものなのかもしれない。
日曜の午後に祖父の家で、(たぶん)12チャンネルとかでやってた、古くてちょっとマイナーな映画劇場で。
僕が覚えているシーンは、主人公が自殺志願者で、とにかく死にたくて、
ガスライターのガスを吸ってみたり、造り酒屋の酒樽に飛び込んでみたり。
そんな記憶が急に蘇った。
調べたら、美女放浪記という映画だった。
確かに覚えているのは、研ナオコ主演だったこと。これで確定した。
以下抜粋。
女性版“寅さん”をねらった、研ナオコ主演作で、現代の若者の潜在心理の中にある「自殺志願」というモチーフを明るく滑稽なものにして描く。脚本・監督は「やさぐれ刑事」の渡辺祐介、撮影は「北の宿から」の小杉正雄がそれぞれ担当。
吹雪の東北地方。とある小さな駅に若い女が降り立った。
そして、彼女は雪の中に穴を掘り、遺書を残し、そこに横たわった。
女の名は生駒ひらめ。愛する男・熊坂純平との恋に破れ、死のうと決心していたのであった。しかしなんとそこには、先客がいて、彼女は自分の死を忘れ、男を蘇生させるのであった。
男は、太郎といい、ガンと思い込んでの自殺未遂であった。太郎の家へ連れて行くと、命の恩人と家族からもてなしを受けるひらめ。しかし、ひらめが来たおかげで、太郎の家は日常生活が混乱し、ひらめはこの家を出て行くことにする。
一方、東京のひらめの自宅では、母一人が心配し、姉妹達はいっこうにその気配がない。
そして、母・むつと自然和尚、老板前の仁吉が相談。純平は驚き、ひらめを探し出すため、旅へ出る。ひらめはその頃、地酒の造りの屋で、自殺の事や純平の事も忘れてしまったように働いていた。そして、そこの一人息子・正一に胸をときめかしていた。しかし、正一は大の女嫌い。正介老人というこの家の主人にひらめは求婚され、がっくり。またまた、自殺の決心をし、酒蔵の樽の中へとび込む。しかし、樽がこわれ、彼女は自殺の機会を失ってしまう。
ひらめを追っている純平は、仲々見つからず、がっかりして、とある古い宿へとまった。純平とひらめの女友達がその夜、しょげている彼をはげますためにドンチャン騒ぎを始める。偶然、その宿にいたひらめは、今度こそはほんとうに死のうと最後の遺書を書いていたが、純平達の騒ぎのため、仲々筆が進まず、女中に言って、騒ぎを中止するようにたのむ。そして、純平とひらめは再会。喜こぶ純平。烈しく非難するひらめ、ひらめは宿を飛びだす。そしてひらめは駅に行き、数錠の薬をのみ、ちょうど停車中の列車に乗り込み眠ってしまう。ところが彼女が目をさますとその列車は、なんと上野駅に着いていて、彼女の放浪は振り出しに戻ってしまった。...
抜粋 了
さっき挙げたシーン以外に覚えている所がほとんど無かったのだが、いまこのあらすじを見る限り、改めて見たいと思う映画だなと感じた。
暗い題材を明るく扱うこと、滑稽に描くのはとても簡単そうで難しいのだけど、おそらく研ナオコのキャラがとても立っているのだと思う。
監督は渡辺祐介。刑事物語やテレビ版西遊記を撮った人だった。ますます見てみたい。
DVD化されてないんだが、どうにか見る方法はないものだろうか。
子供の頃にテレビで見て鮮烈に覚えていた映画をたまたま思い出した。
僕は1974年生まれで、その映画は1977年公開、おそらくテレビでやるのはその数年後なので、
1979年くらいに見たものなのかもしれない。
日曜の午後に祖父の家で、(たぶん)12チャンネルとかでやってた、古くてちょっとマイナーな映画劇場で。
僕が覚えているシーンは、主人公が自殺志願者で、とにかく死にたくて、
ガスライターのガスを吸ってみたり、造り酒屋の酒樽に飛び込んでみたり。
そんな記憶が急に蘇った。
調べたら、美女放浪記という映画だった。
確かに覚えているのは、研ナオコ主演だったこと。これで確定した。
以下抜粋。
女性版“寅さん”をねらった、研ナオコ主演作で、現代の若者の潜在心理の中にある「自殺志願」というモチーフを明るく滑稽なものにして描く。脚本・監督は「やさぐれ刑事」の渡辺祐介、撮影は「北の宿から」の小杉正雄がそれぞれ担当。
吹雪の東北地方。とある小さな駅に若い女が降り立った。
そして、彼女は雪の中に穴を掘り、遺書を残し、そこに横たわった。
女の名は生駒ひらめ。愛する男・熊坂純平との恋に破れ、死のうと決心していたのであった。しかしなんとそこには、先客がいて、彼女は自分の死を忘れ、男を蘇生させるのであった。
男は、太郎といい、ガンと思い込んでの自殺未遂であった。太郎の家へ連れて行くと、命の恩人と家族からもてなしを受けるひらめ。しかし、ひらめが来たおかげで、太郎の家は日常生活が混乱し、ひらめはこの家を出て行くことにする。
一方、東京のひらめの自宅では、母一人が心配し、姉妹達はいっこうにその気配がない。
そして、母・むつと自然和尚、老板前の仁吉が相談。純平は驚き、ひらめを探し出すため、旅へ出る。ひらめはその頃、地酒の造りの屋で、自殺の事や純平の事も忘れてしまったように働いていた。そして、そこの一人息子・正一に胸をときめかしていた。しかし、正一は大の女嫌い。正介老人というこの家の主人にひらめは求婚され、がっくり。またまた、自殺の決心をし、酒蔵の樽の中へとび込む。しかし、樽がこわれ、彼女は自殺の機会を失ってしまう。
ひらめを追っている純平は、仲々見つからず、がっかりして、とある古い宿へとまった。純平とひらめの女友達がその夜、しょげている彼をはげますためにドンチャン騒ぎを始める。偶然、その宿にいたひらめは、今度こそはほんとうに死のうと最後の遺書を書いていたが、純平達の騒ぎのため、仲々筆が進まず、女中に言って、騒ぎを中止するようにたのむ。そして、純平とひらめは再会。喜こぶ純平。烈しく非難するひらめ、ひらめは宿を飛びだす。そしてひらめは駅に行き、数錠の薬をのみ、ちょうど停車中の列車に乗り込み眠ってしまう。ところが彼女が目をさますとその列車は、なんと上野駅に着いていて、彼女の放浪は振り出しに戻ってしまった。...
抜粋 了
さっき挙げたシーン以外に覚えている所がほとんど無かったのだが、いまこのあらすじを見る限り、改めて見たいと思う映画だなと感じた。
暗い題材を明るく扱うこと、滑稽に描くのはとても簡単そうで難しいのだけど、おそらく研ナオコのキャラがとても立っているのだと思う。
監督は渡辺祐介。刑事物語やテレビ版西遊記を撮った人だった。ますます見てみたい。
DVD化されてないんだが、どうにか見る方法はないものだろうか。
