空中ブランコ

空中ブランコ

19歳。日々の断片を少しでも残せたらな
自分の混沌としたものを整理する目的で書いてます

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研究室の友達が「アサカツしよう」と話していた。
なんのことかと思ったら、朝活らしい。
ねぼすけの大学生らしい発言だ。

聞くと7時半に集合してホテルの朝食ビッフェ?ブュッフェ?かなんかに行くらしい。

『いつかティファニーで朝食を』という、アラサーの女の人たちが美味しそうにモリモリ朝ごはんを食べる漫画に最近ハマっていた私は、その魅力的な「アサカツ」に加えてもらうことにした。

怠惰な生活を送っていて朝も寝坊ばかりで朝食なんて何年もとっていないような私だったけれど、その日の朝ばかりは張り切って、何トンあるか分からない重たいまぶたをこじあけた。
7時半にホテル集合だったのに目覚めたら7時半だった。
それまでに3回も寝坊する夢をみたからよっぽど楽しみにしていて、行きたかったんだと思う。(でも寝坊した)

半寝のままベッドの中で友達に電話をかけたら「まだ間に合うからおいで」と笑われて、ダッシュで支度をした。

ばっちりお化粧して髪も巻いて大きめのピアスをつけて優雅に朝食♪うふふ♪の予定だったのだけど、その30%くらいの感じで身支度もほどほどに家を出た。

時刻はまだ朝の7時代で、空気がシャンとして冷たかった。高校生の軍団が慌ただしく自転車で登校する中、22歳になりたての私は負けじと爆走!
ものの10分でホテルに到着した。

落ち着いた雰囲気のかっこいいオジ様に案内されて店内を進むと、研究室のメンバーが3人、既に着席して笑っていた。
テーブルにはお洒落なプレートが並んでいた。

朝に友達と約束して会うなんて(しかも、朝ごはんを食べるなんて!)
人生で初めてのことで、いつも見慣れた顔ぶれなのに、なんだかとっても新鮮で、ほくほくと嬉しかった。

バイキング形式で、和食も洋食もなんでも美味しそうなものがたくさん並んでいた。
飲み物の種類も豊富で、ワクワクした。

とりあえず食べたいものをプレートにとってテーブルに帰ると「なにそれ」とみんなに笑われて、写真をとられた。

そんなに変かなあ?笑
たしかになんかちょっとマヌケな感じがする。

まずクロワッサンを口にした。
これが、サクッ!として、中はモチモチで、なんとも美味しかった。
私はパンの中でクロワッサンが一番好きで、クロワッサンにはうるさいのだけどこれはめちゃめちゃ美味しかった、

やっぱりクロワッサンたるもの、サクッとパリッとしてなくっちゃ♪あーなんかお腹すいてきた。

そしてこの後、素敵なオムレツを食べた。
注文をすると、シェフが目の前で作ってくれる。中身も自分で選べる!
私はキノコとチーズとトマトを入れてもらった。ほっぺたが落っこちる、とーっても美味しいオムレツでした。

朝ごはんに卵ってなんか幸せの象徴みたいだよねと言うと、みんな同意してくれた。
こうやって思ったことを(とりとめのない事でも)話して聞いてくれる人がいるって嬉しいな、と思った。
人とご飯を食べる幸せの1つだよね。


座って朝食をとりながら思ったことは、
ねむたくて、美味しくて、目の前には大好きなお友達がいて、おしゃべりして、笑って、

なんだか本当にとても幸福で贅沢で、夢みたいだなあ。ということ。

宝石より、心踊る、素敵な朝ごはん。


この後はドトールでコーヒーを飲みながらまたぺちゃくちゃしゃべって、また自転車をこいで大学に行って授業を受けました。


ちゃんちゃん。