ここぐらいまでやれれば上出来、というところを
遥かに超えて来て、恐れ入りました。
山田さんの本気を見ました。
第1部は、ただ単に質の高い演奏を聴く、というだけでなくて、こちらの主観が山田庵巳さんの歌に跳ね返って来たものが自分自身と対峙をしているような時間になりました。灰は、初演当時からのセルフカバーな世界から山田庵巳の世界にご自分でひっぱりあげたような演奏。第2部のクロワの月は山田庵巳さんの優しさが作品を慈しむようで、それを感じられて嬉しかった。第3部はくだけたMCとかもありましたけれど、演奏は最後まで深く。
尊い2時間半でした。
観せていただけて、聴かせていただけて幸せでした。どうもありがとうございました。
模範的な黒
絵筆
砂の道
灰
もしあなたが
命の傍らに
昔々
クロワの月
窓辺のダンスホール
やわらか狼
旭を連れて
月が僕らを見てる
ヴィヴァルディ 四季「冬」第2主題からの羊のアンソニィ
ひこうき雲を追いかけて