所得税の最高税率が
現行の40%から45%に上がることで、
いろんな話を聞きます。
先日クイズ番組で330万円の所得税率10%の人と
331万円の所得税率20%の人では、
どちらが所得税を差し引いた金額が多いかって問題がありました。
クイズ番組でお馴染みの高学歴の方々の正解率は半分以下でした。
正解は331万円の所得の方が多く残ります。
間違った回答者の言い分は、
330万円×10%=33万円、330-33=297万円。
331万円×20%=66.2万円、331-66.2=264.8万円。
よって330万円の方が多く残ると間違えていました。
正解を導くには、
このクイズでは控除額について触れていなかったので、
それを知らない回答者は単純計算してしまったのです。
330万に対する控除額は97500円、
331万円に対する控除額は427500円です。
330万×10%-97500=232500円が所得税金額となります。
同じく、
331万円×20%-427500円=234500円が所得税金額となります。
それぞれ差し引くと
330万円の方の残りは3,067,500円
331万円の方の残りは3,075,500円
331万円の方が8,000円多く残ります。
最高税率が45%に変わっても
仮に1億の所得の人が4500万円所得税を
納めるわけではありません。
間違いなく納税額が増えることは
避けられませんが。
最近はネットビジネスで
所得が1000万を超える方が
続出していますが、そういう方は
法人成することも合法な対策方法です。