毎年、1月に国立競技場で決勝戦が開催される全国高校サッカー選手権、これは全国約4000校から各都道府県代表の座を得た48校がその中での頂点を目指す大会になります。

私は、元々サッカーは体育の授業でやったことがある程度です。ただ、昔からワールドカップは割合好きで、高校生の頃からTV放送は見ていました。しかし、Jリーグにも特別贔屓のチームはありません。ヴィッセルは一応地元になるので頑張って欲しいとは思いますけど、積極的にスタジアムへ足を運んで応援するわけでもありません。ましてや高校サッカーとなると正直よくわかりません。1月にこの決勝があることはうっすらと知っている程度です。

まあ、要するにサッカーの甲子園版と思えば概ね間違いではなく、ここでも感動のドラマが繰り広げられているわけです。

この大会は、日本テレビ系列で放映されているそうですが、試合終了後、勝った方でなく、負けた方の学校のロッカールームにカメラが入り、監督さんがミーティングで選手たちに向けてメッセージを送る風景を放映しているそうです。この時の言葉が集められて「最後のロッカールーム」という本になっています。やりすぎ感もなきにしもあらずですが、この本が何とも良いです。
(ちなみに日テレは、サッカーの試合じゃないロッカールームだけを集めたDVDまで出しているようです。)

先に書いたとおり熱心なサッカーファンでもない私が高校サッカーを題材としたこの本を手にしたのは、一言で言うとたまたまです。息子が5年の途中まであるサッカーチームにいたからでしょうか、本屋で偶然目にして購入しました。時期は確か今年に入ってからだったような。あまり時間もかからず読了できるような本ですが、それから何故か何度も読み返しています。

一番ぐっと来るメッセージは、千葉県立八千代高校の監督さんの言葉です。「あと2日間、このチームを解散させずにやりたかったけど、全国大会っていいよなあ。国立競技場、気持ちよかったろう。お前ら日頃から一生懸命やったからこれがあるんじゃねぇか、なあ。プロセスが大事なんだから。適当なことやってるやつにこういう思いはできないんだよ。そうだろ。だから胸を張んなきゃいけないの・・・」

この「適当なことやってるやつにこういう思いはできないんだよ」というくだりが良いです。
教え子の高校生の選手に向けられたメッセージです。選手たちの大会はそこで終わりですが、彼らにはこれから先があります。当然、そちらの方がずっと長いし、ロッカールームを出て切り替えていく時に送る言葉として最高の言葉じゃないかと思いました。

ただ、これが息子の中学受験と被って見えてしまうんです。こんな時期だからだとと思いますが、適当なことしかやってきてないかもしれないなぁ... なんて。一般の小学生としたら、勉強をやってきた 方かもしれません。でも、どうなんだろう?本人が希望したとはいえ、お金を払って塾が敷いたレールの上に乗ってただけみたいな。そして、それをさせてきたのは私であり、家内であり...

おっとっと、「あんた、今更、何言うてんの?」みたいなことを書き出しましたな。これは、この辺で止めておいて...

ちなみに監督さんの言葉はさらに続きがあります。
こちらの部分は、また別の意味でぐっと来ます。
後半のくだりは、何度読んでも目から汗が出そうになります。

実はこの本は下のURLにレビューされています。
http://honz.jp/22029
あはは、なんとレビュアーの方もこの監督さんのメッセージを取り上げて「最も心を打たれたメッセージ」として紹介していますね。買ってまで読む本かというとやや微妙なので、上のリンク先のレビューを読むだけで十分な本かもしれないです。σ(^_^;)

年末から年明けにかけて第92回の選手権大会が行われ、ロッカ-ルームの映像も放映されるのでしょう。これまで私はそれを見たことがないのですが、今回はそれをチェックしたいと思います。

相変わらず、とりとめのない話しで上手くまとめられないですが、このあたりで...