幸いな事に 私は ここ27年 家族や親しい人を
亡くした事が多くありません。 

高校生の時、おじいちゃんが亡くなった時は
涙が出なかった記憶があります。

何も感じないように 無 になるようにしていたような記憶が薄っすらと。

嫌な事や、悲しい事は 自然と スッカリ忘れられるタイプです。
忘れると言うか、無かった事にできる。


毎日、子どもの事や、家計の事や、仕事や、遊びの計画とか、将来の計画なんかも
考えたり
悩んだり
時間に追われて生活していた最近

昨日、職場で知り合った 保育園の先生が
園長先生に何やら結果を報告している現場に
居合わせた私

私は保育園内で事務代行の会社の仕事をしているから
直接 先生達と仕事したり深い仲になる事はなく
毎日あいさつ程度
旅行のお土産交換したり
ちょっと世間話する程度

誰がどういう生活してるとか、無関心だったな。


そんな先生が
突然、多分聞こえちゃってるなって思ったのか

凄くハツラツと 笑顔で

私ね!癌なんだ!😄

って。
その笑顔と話のギャップについていけず、
思わず笑顔で つられて
え?!そうなんですか?😃

って聞き返しちゃった…


今薬で治療しながら💊
計画観察中らしい。
白血病だって。。。


その後、園長先生が

もう〇〇先生、病気になっても休まないんだよね…
うちの先生達は病気になっても仕事来ちゃうんだよね。強いよ本当に。

と言っていたけど

本当に 病気 だって事を微塵も感じさせたない先生
正直、お気の毒にという気持ちよりも、
凄い。と感激してしまいました。

絶対に病気が分かった時は 
色々と考え、色んな事が頭をよぎり
絶望感とかも感じたんだと思う。

癌って言われたら、余命が気になっちゃうし、
子どもや家族の将来とか
不安な事で頭がいっぱいになって

周りの事なんて考えられなくなると思う。

でも、先生はその時期を1人乗り越えて
結果を聞いて早々と気持ちを前向きに切り替えて生きているんだと

いや、今だって1人の時間は
悲しみと恐怖で涙してるかもしれない。

けどそれを出さずに生きている先生を見て

自分の今の生活
色んなコトにカツカツ、セカセカ、
周りに当たり散らしている自分が恥ずかしくなった

もっと毎日
1時間
1分
1秒を噛み締めて生きないと

と思わせてくれた出来事でした。


でも何でだろう
子どもを迎えに行って分刻みの生活に戻り、
いつもの如く、旦那のテンポの遅さにイライラしてしまうと
一瞬にして今、この想い、考えを忘れてしまう。


あぁ…
不甲斐無い

たまにこれを読み返して、人生のテンポについて
考える時間を設けたいと思います。