こんにちは、さおりです。
今週末はRYT200の総仕上げ、1時間の模擬レッスンでティーチングします。
今日はその準備・練習をしておりました。
レッスンを受けてもらう人数も10人くらいと多いので、めっちゃ緊張しそう~~!
しかも実際にティーチングするのは今週なのか来週なのか、当日にしか分からない。
このドキドキ感!
さて、今回もヨガの教典「ヨーガ・スートラ」についてアウトプットしていきます。
スートラしょっぱなから、「ヨーガとは?」という問いに答えてくれています。
ヨーガとは「心の作用を止滅する」こと。
つまり、心を制御・コントロールすることです。
心には3つの要素があります。
一、「自我(エゴ)」=アハンカーラ
二、「知性・識別能力」=ブッディ
三、「外界からの刺激に対する欲望」=マナス
日常において、この3つの要素が心の平安をかき乱しているのです。
例をあげますね。
あなたはソファに座って、ボーっとしています。(心の平安の状態)
するとどこからか、甘い匂いが漂ってきます。「マナス」がその匂いに引き寄せられます。
ここで「ブッディ」が「これは美味しいチョコレートの匂いだ」と識別します。
そして、「アハンカーラ」が「私はこの美味しいチョコレートを食べなくては」と感じます。
そうなると、もう「チョコレートが食べたいー!」となり、実際に口にするまで落ち着かなくなってしまいます。(心の平安が乱された状態)
チョコレートを食べて欲望を満たすと、また心は元の平安を取り戻します。
ヨガでポーズを取るときは、真剣になるくらいの負荷をかけるという目安があります。
ポーズに真剣になれば、心はそこに集中し、心の平安が保たれる というわけですね。
でも、「このポーズ絶対に決めなきゃ!」とか「このポーズもっと美しく!」とか思いながらやっていたら、それは心が乱された状態なんですね。
心の制御について、「思考によって外界は変わる」とも言っています。
例えば、普段私は会社で事務仕事をしていますが、出荷作業の人手が足りない時はその手伝いをします。
ダンボールに商品を詰めていく作業なんですが、なんせ商品が重いので結構な重労働なんです。
そのとき「なんで事務員の私がこんな重労働しなきゃいけないんだ、腰も痛いし~!」と思いながらやっていたとします。
すると、その作業はすごく嫌なことで、自分はなんて不幸な環境にいるんだー!と感じてしまいます。
しかし、「ずっと座り仕事してたから、ちょっと身体動かせてラッキー!痩せるかも!」と思いながらやっていたら・・・。
同じ作業でも、楽しいものになります。
といった具合に、自分の「思考=心」次第で、周りの世界の見え方が変わってくる ということなんですね。
ちなみにこの例は、どちらも私が普段実際に感じていることです。
この考え方の間でいつも揺れ動いています。笑
この教えを自分の生活に活かしていくために、
・ヨガポーズを行うときは、ただ身体の感覚や心地よさに集中すること。
・日常でも、意識してプラス思考で物事を見ること。
を心がけたいですね。
皆さんも是非一緒にやってみましょう!
最後に、この「心の作用の止滅」を「チッタ・ヴリッティ・ニローダ」といいます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。