文章、特に説明文・論説文を読み取る上で大切なのは、
接続語(接続詞)と指示語です。
これらが分かれば、あとは漢字が読めれば大丈夫!と思っているくらいです。
さて、指示語とは?
あ、ここまでの文章にも出てきています、指示語。
上から3行目の「これら」ですね。
では、「これら」が指しているものは?
正解は「接続語(接続詞)と指示語」ですね。
「これら」の部分に「接続語(接続詞)と指示語」を入れてみて、
おかしくなければ正解という訳です。
指示語とは「これ」「それ」「あれ」「この」「その」など。
小学校では「こそあど言葉」として登場しています。
説明文・論説文では指示語がとにかく多く出てきますし、
指示語が指す内容が分からなければ、文章全体がさっぱり分からなくなってしまいます。
指示語に関して、注意することは大きく3つ。
①指示語の指す内容は、その指示語より前から探す
指示語の指す内容が、その指示語より後にあることはほとんどありません。
基本的には、前に書かれています。
ただし、指示語の直前とは限りません。
②指示語が指示語の指す内容を問われる問題では、
文末に注意する。
名詞または「~こと」などの体言にする必要があります。
例文:美しいバラが庭に咲いている。それを見ると心が満たされてゆく。
この例文の「それ」が指す内容は?
「美しいバラが庭に咲いている」では、不正解。
「それ」に「美しいバラが庭に咲いている」を入れてみると、
美しいバラが庭に咲いているを見ると心が満たされてゆく。
なんともおかしな文になってしまいます。
「庭に咲いている美しいバラ」なら満点。
「美しいバラが庭に咲いている様子」や、
せめて、「美しいバラが庭に咲いていること」にしたいですね。
指示語の内容を問われる問題では、
上記に書いたように、実際にその指示語の部分に置き換えてみて、
おかしくないか、意味がきちんと通るかチェックすることが大切です。
③単数か複数かにも注意する
これ、それ、あれ・・・単数(1つ)
これら、それら、あれら・・・複数(2つ以上)
ですから、最初に出てきた"「これら」が指しているものは?"は
答えが複数になるのです。
「接続語(接続詞)」だけでもダメ、「指示語」だけでもダメ。
意外に意識しない生徒さんが多いのですが、
単数か複数かにも注意が必要です。
説明文や論説文が苦手な生徒さんも多いのですが、
読んで字の如く「論理的に説明する文章」、
本来は読み取りやすいはずなのです。
初めにも書いた通り、接続語と指示語をおさえれば意外と楽。
物語文よりも、かえって読み取りやすいかもしれませんよ。