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Steps to the Top

夫婦でニュージーランドへ。
出発前日から始めるブログです。

最近何故かよく思い出す場所がある。

「舶来横丁」

池袋サンシャイン内のマイナーな方のビルに入っていたワンフロアの展示場。
確かパスポートセンターと同じビルだったと思います。
小さい時は母に連れられて行っていましたが、パスポートを作りに行った時にも訪れていて、色々な記憶の中に紐付けされている場所です。

広いフロアに各国のブースがあり、お土産や特産品を販売していました。
そこで売られていた商品は現地で売られているもの(中には全然関係ないものもあったけど)がほとんどで、「海外感」が味わえました。小学生〜中学生だった私はこれらの商品から未だ見ぬ異国に想いを馳せていました。
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画像はネットから拝借http://www.rapas.com/npo-yu-nyu/mipro.html

入口からぐるっと回って出口に向かう最後のゾーンには世界の食品コーナーがあって、珍しい食べ物やお菓子がたくさん。
今行けばもっと美味しいものを発見できたはずなのに〜
あの頃は種類の豊富なPetsとミニカーしか見てなかった
最近めっちゃ食べたいのは、サウスアフリカンのおやつ「クックシスター」。英語だと「ケーキシスター」なんだけど、サウスアフリカン訛りだとそう言うらしい。
同僚に一個もらったその揚げツイストドーナツは、シロップにどっぷり浸かったもの。体に悪い物は美味い!
でも最近太ったから我慢!

エンターテインメント性が全くないガラーンとしたワンフロアだったけれど、各ブースから出る海外感が強く印象に残っています。
そしてこの記憶を思い出すことで生まれた考え。
人の憧れる海外感は、本当に極一部分を切り取って、さらに加工されたものなんじゃないか?ということ。
例えば中国だったら水彩画みたいな崖、ゆっくり流れる川には笠をかぶった船頭が乗る舟が浮かんでいる。
アジアだったら夕方のマーケット。ネオンサインや湯気、人の喧騒。
もしくは古代遺跡やビーチリゾート。

どこか映像や写真で見たものが脳内変換され、雰囲気だけを残したものが人の感じる「海外感」なのかなと考えるようになりました。
だから「アジアのこの雰囲気を味わいたい」と思って行っても「雰囲気の近いそれっぽい場所」があるだけで、ドンピシャな場所はなかなか見つからないんじゃないか?と思うわけです。
世界遺産とかそこにしかないものに関しては「見たいもの」が具体的だから、行けば「おお〜これこれ!」ってなるけど、雰囲気っていうのは難しいのかもしれません。
ディズニーランドやジブリの世界観はまさにそういう雰囲気を「ちょっとだけ具現化したもの」だから、人を惹きつけるのかもしれません。
オースのケアンズにあるパロネラパークはラピュタの元になった場所の一つと言われていたけれど、行ってみると「その場所の良さ」よりも「ジブリっぽい場所」探しをしていた気がします。
「なんかここジブリっぽくない?」
というセリフを何回言ったかw

私が今気になっているのは「アラビアンナイト」的な場所と「ネオン溢れるアジアンマーケット」的な場所。

この世界感については私のボキャブラリーではうまく言葉で伝えられない
でも書きたかったこと。

日本とか東京ってどういう世界感で見られているのかな?