猿には出来ないけど、人間なら出来る(筈)麻婆麺 | 真・アブさん日記改め不定記

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花のトイレはピコレット

 

朝からシトシトと雨が降る寒い日の事だった。

 

そんな日は熱燗と温かいモノ、例えば?

関東煮(おでん)をアテに熱燗で一杯とやりたいトコだけど、

何故かこの日は無性に麦酒が呑みたかった。

 

勿論麦酒は、普段も呑んでるクラシックラガー。

瓶麦酒は生より加熱処理されたもの、

それとシメイの青が好みだ。

 

 

 

午前10時前の麦芽発酵炭酸飲料…

喉を通り胃の中に落ちていく。

 

今日は何故か何時もより味も香りも良く感じる。

気持ちの問題なのか?

それとも?

何かの影響で、感性が研ぎ澄まされてるのか?

自分にも分からない。

理由等どうでも良い。

美味しく呑めればそれで良い。

 

アテを口にせず、グラスに注いだ麦酒を

一杯二杯と口に運び、グラスには泡だけが残る。

 

また一杯、蒸発したか…。

 

そうこうしている間に、体が冷え腹も減ってきた。

寒い時の冷たい麦酒は、極私的に骨身に染みるものだ。

 

冬場のミッション(激なソロキャンツー)を思い出していた。

 

林道脇の空き地や閉鎖さてた人気のないC場、はたまた

工事がまだ終わってない開通前の道の行き止まり…

シチュエーションは様々だが、人気が全くない場所と

云う点が共通していることだ。勿論、水道も便所も無い。

そんな場所だから、熊と猪以外の野生動物には出くわしている。

 

バイクに野宿道具を積んで走り出し、そんな場所に辿り着き、

ゲリラ的にソロキャンプを行い、朝は早めに引き上げる。

今では殆どやらない(出来ない)が、久々にそんな激な

キャンプもやってみたいとは思うんだが…現実的ではないだろう。

 

そんなミッションを支えた食材として、レトルト食品と即席袋麺がある。

特に寒い時期に温かい汁物は有り難い限りであり、即席麺は手軽で便利。

限られた水で何とかしなければならないから、その点でも優れてたのかな?

勿論、カップ麺という選択肢も無い訳ではないが、嵩張るのと何となく味気なさを

感じてしまう訳で…ヤマやカヌーの時は、カップ麺のが便利だったけどねっと、

云いつつ一時期カップ麺等に拒絶反応が出た時期があったと云う悲しい事実も。

 

即席麺とレトルトカレーの組合せは、野宿ライダーの本で読んで

実行に移したのが10代の頃…色々試したけど、サッポロ一番味噌と

ボンカレーの組合せが一番好みだ。即席カレーら~めんは、数々の

ミッションの食卓やアウトドア飯を支えてくれたな。

 

そんな思い出に浸りながら、まかないを作る事にした。

 

 

 

今日はこの組み合わせ。

即席袋麺とレトルト麻婆豆腐。

 

定番商品ながら投げ売り価格で売られておる袋麺と、

普段の半額位で売られる特売日を狙って仕入れておいた

レトルト麻婆丼の素が今回のメイン材料で、相も変わらず

高エンゲル係数の我が家が悪あがきして係数を下げようと

している無駄な努力もとい、涙ぐましい努力に相応しい

特選素材ならぬ特売素材のオンパレードなのだ。

 

即席麺と麻婆豆腐の素で作った麻婆豆腐での麻婆麺は、

今迄のミッションで実践済だけど、レトルトを使うのは初めてか?

記憶に無いから、多分初めてなんだろ~。しらんけど。

 

袋麺をふつ~に作り、温めたレトルト麻婆豆腐を

掛けるだけと云う、実に簡単すぎる作り方だ。

猿にも出来るとは思わないが、誰でもできるかな?


 

 

人類ハ皆麺類。

 

中国4000年の味が出来上がりましたよっと、

中国に実在するかは、非常に怪しいとこだが。

 

このメニウは、楊夫人(マダムヤン) もびっくりですよ(謎)。

 

 

 

こんな感じですが、意外と美味しい。

豆腐が少ないのは、ご愛嬌。

残り汁に、ご飯を入れても美味しいだろうな。


レトルト温める時に一緒に袋飯やパック飯を温めておけば

手間も減るし、レトルト温めるだけなら飲用不可の水でも使えるから、

水を節約しなければならないヤマ飯や災害時の飯にも重宝するかもね。

温めた残り湯は、食器すすぎに使えばいいだけの話。

 

何となく味気ないので、葱だけは刻んで入れたけど、関東人は白い部分を

使うのが普通だけど、筆者は青い部分も時期によっては使いますよ。

でも今時期だと、青い部分が硬いんだよなぁ…ま、時期じゃないしね。

関西方面と葱の種類が違うので、青い部分は使わない事が多いんですよ。