JOHN O'BANION
/ジョン・オバニオン
「JOHN O'BANION
/ 僕のラヴ・ソング」
SIDE 1
1.Love You Like I Never Before / 僕のラヴ・ソング [3:23]
(Joey Carbone - Kathi Pinto)
2.You're In My Life Again / 涙でもう一度 [3:09]
(Joey Carbone)
3.Love Is Blind / ラヴ・イズ・ブラインド [3:34]
(Joey Carbone)
4.Our Love Can Make It / 二人のメイク・ラヴ [3:12]
(Ritchie Zito - Joey Carbone)
5.Love In Your Eyes / 瞳にうちあけて [3;17]
(Joey Carbone)
SIDE 2
1.Come To My Love / カム・トゥ・マイ・ラヴ [3:21]
(Joey Carbone)
2.Take A Chance On Love / 恋のチャレンジ [3:18]
(Richie Zito - Joey Carbone - Nancy Shanks)
3.Walk Away Renee / いとしのルネ [2:30]
(Tony Sansone - Mike Brown - Bob Calilli)
4.If You Love Me / イフ・ユ―・ラヴ・ミー [3:36]
(Richie Zito - Marc Tanner)
5.Shes Not For You / 哀愁のフィナーレ [4:00]
(Richie Zito)
[TOTAL TIME]33:20
1981年発表
<CHARTS>
全米164位
"Love You Like I Never Before" 全米24位
●Electra / Asylum Records
ワーナー・パイオニア
¥2500
( P - 11020 E )
解説・歌詞 付
<解説>湯川れい子 ('81年4月13日)
会田裕之
All Lyrics Transcribed by Linda Hennrick
*レコード帯 キャッチ・コピー*
「☆黄昏のサンセット・ストリップは恋人の街
キャデラックは褐色のハイウェイを80マイルで駆け抜けてゆく。乾いた爆音は遠ざかり、天使のため息だけが残っていた。
デビュー3週間で全米ポップ・チャートのトップ40に躍り出た噂のヴォーカリスト、ジョン・オバニオン!
センチメンタルな男心を華麗に描いたロマン・ファースト・アルバム、ここに到着。」
■「よくある話で、彼もまた、よいパートナーに恵まれたことから、今日の道を切り開く。よきパートナーとは、ジョーイ・カルボ―ンとリッチー・ズィト―の2人のことだが、両者は共に現在の西海岸に活躍するスタジオ・ミュージシャンとして知られている。
オバニオンとの出会いは安いギャラで雇われたとあるレコーディング・セッションでのこと。もともとはニューヨークでコンビを組み "ザ・ブルックリン・ギャングスターズ" というユーモラスな名で作曲、演奏、プロデュース・チームとして活動していたカルボ―ンとズィトーの2人だが、彼らはオバニオンが内包する才能の輝きを直ぐさま見抜いたという。
意気投合した3人はインディアナポリスのロック・シアター
"ホグ・ホンダ & ザ・チェインガ―ズ" を振り出しに、ブロ―ドウェイのキャバレー、べっと・ミドラーのセッション、さらに客船のラウンジ・バ―の専属バンドなど、幾つかの風変わりな仕事を経ながら、現在の活動の拠点ロスアンゼルスに辿り着いたと言われる。
そして、78年にデビュー・シングル「Something About
Your Love」を発表して以来、およそ2年の間隔を置いてようやく完成にこぎつけたのがこのデビュー・アルバム『僕のラヴ・ソング』というわけだ。
ギャングスターズが作曲、演奏、プロデュースを担当したこの作品。ミュージシャンも2人と交流の深い面々が集められ、デニス・ベルフィールド(b) とカルロス・ベガ(ds) を含むラインアップはテリー・デサリオのLP『CAUGHT』でも活躍した。ストリングス・アレンジのジェイムス・ニュ―トン・ハワードはレオ・セイヤ―のブレインとしても知られ、自らプロデュースしたヴァレリー・カーターのアルバム
『WILD CHILD』も評判を呼んだ。
なお、ズィトーはエリック・カルメン、レオ・セイヤー、ビーチ・ボーイズ他のセッションに活躍、一方のカルボ―ンもネッド・ドヒニーを始め、西海岸の売れっ子として、もはやお馴染みの存在であることは言うまでもない。
全10曲中唯一他人の作、レフト・バンクの'60年代のビッグ・ヒット「いとしのルネ」が彼らの音楽性を代表していることを、最後に付け加えておきたいと思う。」
会田裕之(アルバム解説より)
私のオススメ曲
Love You Like I Never Before
Love Is Blind
私のオススメ度
★★★★★
突然、ジョン・オバニオンのレコードを持っていたことを思い出し、探してみたところ見つかりました。
アルバムの中身を全く忘れていたので、初めて聴くような新鮮な気持ちで聴いて見ました。
てっきりバラードが多く、オーケストレーションを多用した軟弱なAORだと思っていましたが、実際にはそうではなく、全体的にTOTOに近いポップ・ロックでした。
注目すべき曲は、"Love You Like I Never Before" で、このアルバムの中で突出した出来の曲で、ポップ・ロックの傑作と言えます。
また、"Love Is Blind" は、その曲調や微かに聞こえるシンセサイザーの音からして、フォリナーのファースト・アルバムに収録されていても違和感のない優れた作品です。
ジョン・オバニオンは残念ながらソングライティングの才能はないらしく、ヴォーカルの能力でけで80年代を乗り切ろうとしたようですが、やはりそれは難しかったようです。
とは言え、ジョン・オバニオンの名前を懐かしいと思う人や、軽い感じのポップ・ロックが好きな人にはお勧めのアルバムです。


