今日のパリ1月24日

こんにちは パリお買付けサービス(パーソナルショッパー)29PARISです。

 

先日、「チームエルメス」としては見逃せないこんなニュースがありました。

 

デジタルの“バーキン”は模倣かNFTアートか 「エルメス」がクリエイターを提訴

 

 

=以下抜粋=

「エルメス(HERMES)」は14日、“バーキン(Birkin)”をデジタル上で模した“メタバーキンズ(MetaBirkins)”を製作・販売したメイソン・ロスチャイルド(Mason Rothschild)に対して商標権侵害などを理由にニューヨーク州連邦裁判所に提訴した。

 

訴状の中で「エルメス」は、ロスチャイルドが「一般名称である“メタ(meta)” を足すことで『エルメス』の“バーキン”という著名な商標を略奪し、一攫千金を狙っている」と述べている。

 

これに対してロスチャイルドは「私は偽物のバーキンを作っているわけでも販売しているわけでもなく、ファーで覆われた想像上のバーキンを描いたアート作品を作ったにすぎない。」と。ロスチャイルドが出品し、12月に売れた“メタバーキンズ”の価格は10イーサリアムで、これは4万ドル(約450万円)以上に相当するという。

 

ロスチャイルドによると、当初は裁判所の外で交渉することで解決を目指していたが、「『エルメス』は交渉を打ち切り私を訴えることを選択した」とインスタグラムで説明している。

 

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ハイブランドの偽物議論が、メタバース、ネット上の仮想空間にまで及んで来ました。

メイソン・ロスチャイルドが命名した「MetaBirkins(メタバーキン」の「Meta(メタ)」とは、メタ(meta=超越した)、ユニバース(universe=宇宙)を組み合わせた造語で主にネット上の仮想空間を示します。

 

そして、この頃注目されている、NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、

日本語だと、「非代替性トークン」と略されます。

相当簡単に言うと、画像、音楽等オンライン上で容易に複製可能なアイテムをブロックチェーン技術*を仕様して、唯一無二の価値、1点物の価値*を与える技術です。

 

*どんどん高騰するNFT

 


*ブロックチェーンがなぜ改ざん不可能かはこの動画が本当にわかりやすいです!

 

もふもふ不動産、見た目は一瞬あれ?(笑)と思いますが、いつもわかりやすい説明で勉強になります。


メイソン・ロスチャイルドはメタバース(ネット仮想空間)で、作成したデジタルアートに、バーキンと言う名称を付けて、NFT(非代替性トークン)で価値をつけネット上で売った。

 

エルメスは、バーキンの名称をネットの仮想空間上でも使うな!

 

メイソン・ロスチャイルドは、現実じゃねーからいいだろ!

 

と反論。

 

まさに2022年の議論ですね!!

 

パリにはこんな博物館があり

 

Musée de la Contrefaçon 

贋造博物館

16 Rue de la Faisanderie, 75116 Paris

 

空港等で検挙したハイブランドの偽物を展示する博物館があります。

(旧ブログで詳細をかいていたんですが泣、また気が向いたら書いてみます)

ここでは、ブロックチェーンを利用して、本物か偽物かを判別する技術が進んでいると解説がありました。

 

パリは言わずと知れたハイブランドが誕生した街です。

3大ハイブランドのルイヴィトン、シャネル、エルメスはどんな対策をしているのでしょうか?

 

①偽物が氾濫するLOUIS VUITTONは、AURA というブロックチェーンシステムを開発。購入者は原材料から販売までの全段階の、製品の過程とその信頼性の証明にアクセスできます。

 

②シャネルはバックでは古典的なギャランティーカードを昨年の秋コレクションから廃止し、

バックに直接つけられた金具(? 下画像参考)によりデジタル上で判別することになりました。

 

③エルメスは、まだこういった話を聞きませんよね、

商品の完成度的に偽物を作るのが難しいと言うのもあるのでしょうが、

エルメスも刻印だけで、なんちゃら、と言っている時代はもう終わりに近づいているのではないでしょうか。

 

 

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