朝八時過ぎにホテルを出て最北端を目指した。

今日も朝から雨に見舞われながらひたすら北へ。

日本海が見え、気持ちが浮かれ始めるにつれ雨足が強まる。
皮肉なもんだ。

風力発電の風車が並び、日本とは思えない景観に圧倒された辺りから、憧れの地サロベツ原野の始まりであった。

しかし豪雨に拍車がかかり神の嫌がらせか、または何かの祟りかと思いながらステアリングを強く握り締めながら北上した。

憧れの地がどんどん近づく。もうダメかと諦めかけた時、厚い雲に覆われた空のごく一部に青い晴れ間が見えた。

そして走ること10分、遂に雨が弱まり始めた。

車を路肩に停め外に出ると雨が止み、原野に足を踏み入れた際、遂に光が差した。

昨日手に入れたアイヌの御守の効力なのか、信じられない気持ちと嬉しさであった。

彼女も喜んでいた。


しかし海の向こうの利尻富士までは拝めなかった。
またここに戻ってくる口実が出来た。
いつの日か再び。


そしてさらに走り続けて宗谷岬、最果ての地へ着いた。
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日本最北端よ、晴れておくれ。

神よ。

どうか。


大切な日なんだ。
朝八時に札幌を経ち、旭川へ行き旭山動物園へ。
当初雨であったが旭川手前の辺りで晴れ間が差し、途中に見えるグラスロールの風景が美しかった。

手作り感覚満載の動物園でのどかに過ごした後、チェックインまで時間が余ったため、アイヌ博物館へ。

北の大地で生き続けた魂と迫害という歴史の影、また民族の消滅と伝統を感じた。

チェックイン後、車を預けて夕方から大雪ビールにて飲んだくれてホテルへ戻りゆっくり休む。

明日は憧れの地サロベツを目指す。
旅のメインイベントだ。
アイヌ博物館で買ったネイティヴジャパニーズアクセサリー?(アイヌの御守り腕輪)に明日の天候を祈りつつ、明日に備えたい。
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