故郷忘じがたく候
約400年前の秀吉の朝鮮出兵の際、韓国から遠く鹿児島に強制連行された陶工の物語
彼らが故郷から遠く離れた鹿児島の地で作る焼き物は、鹿児島の文化として根付いている
- 司馬 遼太郎
- 故郷忘じがたく候
この小説の舞台を追ってみた
沈寿官窯
この小説の主人公14代沈寿官※現在は15代
このあたりはたくさんの窯がある
小説によると17の韓国姓が記録として残ってるという
島津家のみが使い、庶民には流通することも許されなかった白薩摩
黒薩摩
司馬遼太郎と14代沈寿官
玉山神社
この神社を司馬遼太郎がどうしても見たいと鹿児島を再訪
ひと気もなくちっと一人で上に登っていくのは怖い気もした
上に登ると神社が見えた
自分の方向感覚が正しければ、強制連行されてきた人たちは、ここから海を眺め、遠く故郷を思っていたという
現在は生い茂る木々のため見ることはできなかった
この茶畑を通って美山へ帰っていく
沈寿官窯でぐい飲みを買ってきた
遠い昔に、遠い国から連れてこられた人たちが、何世代にもわたって故郷を思い続け
その中で作り続けられた伝統の品
故郷忘じがたく候
今日は、これでゆっくりと焼酎を飲もう
※当時日本には水が漏れない磁器というものが無かった
薩摩焼は日本だけでなく、世界でも価値を認められ多くが輸出された
この薩摩焼が島津藩の収入源の一部となり、後の明治維新を起こすひとつの力となった
ほかに有田焼なども同じく朝鮮出兵の際に連れ帰った人たちが広めた