弔いと創生。
冒頭から涙線崩壊。亡きチャドウィック・ボーズマンへの愛と想いが溢れる冒頭に劇場全体が喪に服した。作中で王を亡くし悲しみにくれるワカンダの民と観客の心が確かに繋がった瞬間だったと思う。主人公シュリが偉大すぎた兄への重圧と亡くした悲しみを前に苦悩しそれでも前に進もうとする姿がその感情を良い意味で増長させていたと思う。だからこそ戦闘場面でもその悲しみをリンクさせる方がドラマとしては良かったんじゃ?とも思えるがそれをしなかったのは映画としての面白さではなくてチャドウィック・ボーズマンのへの追悼に拘ったからだと感じた。ある意味で映画と現実の距離がバグった作風を前に感情が爆発しそうだったがその悲しみを乗り越え一人のヒーローの誕生を見届け前に進む事への決意がこもった物語だった。継承のフェイズ4にふさわしい最高の終幕であり同時にフェイズ4で一番好きになった映画になりました。
