★からのメールは
「電話できんかった。ごめんなさい。」
これだけだった。
★はメールを打つのがキライ。大抵一言ぐらいしか返信がない。
とはいえ、私もあまりメールが好きではないので、人の事は言えないのだが(苦笑)
ちなみに、私が送ったメールは
「
・・・。
・・・・・・・・・。
以下30個くらい」
言葉すら送っていないから、まぁ、おあいこ?
むしろ日本語で返している★の方が分が良い?
怒りはおさまっていないが、友人との待ち合わせには遅れたくない。
とりあえず電話をかける。
すると、まだ途中の乗り換え駅だった。
今の時間だと、友人の待ち合わせに間に合うかどうかだった。
もうね。キレた。
堪忍袋があるなら、確実に緒がキレた。
私だけなら100000000歩譲って許しても、友人とか巻き込むのは
ほんっっっっとに許せない。
私の地雷はココ。
ケナゲな女じゃないけど、私にだけ迷惑かけるならまだ許せる。
それでも好きで付き合っているわけで、嫌なら別れればいい。
でも、友人とか兄弟とか巻き込んで迷惑かけるのは、本当に許せない。
しかも、同じ様な事はこれで3回目だ。
1回目は1年程前に別の友人との待ち合わせの時。
2回目は数ヶ月前に妹との待ち合わせの時。
一年間、★の教育というか躾というか、色々伝えて来たと思っていたけど、
それが全部無駄だった気がして、心底悲しかった。
頭に血が上っていた私は、
ここで書いたら私の人格疑われるんじゃないかって程、
ガーーーーっと暴言を吐き、とりあえず待ち合わせの駅に行く様に言った。
(普段は温厚な人畜無害なんですよ。いやいやマジで)
移動中、多少冷静になった時に、友人から40分くらい遅れるので、
待ち合わせの時間を変更して欲しい旨のメールが来ていた事に気がついた。
頭に来て、電源を切っていた時に届いたメールだった。
なんだ、★間に合ったんじゃん。
なんか、色々暴言吐いたのを思い出して、
間に合って良かったんだけど、なんだか気恥ずかしいというか、
ひっこみがつかないというか・・・。
駅に着き、しばらくして★も到着した。
友人が来るまでまだ時間があったので、喫茶店で切々と怒っていた理由を説明した。
★は一回り小さく見えるくらい、小さくなっておとなしく聞いて、
平謝りに謝っていた。
友人夫婦が到着し、私達は普通の様子でドレスや引出物を見に行った。
その後、お茶をしている時に、友人夫婦の悩みを聞いた。
問題自体は、同居問題、不妊治療、色々あるけど、
旦那さんがちゃんと奥さんの話を聞いて信頼を築けていないというか、
どう考えているとかをきちんと伝えていないのが原因な気がした。
☆「そうだ、ちょうどいいから、★と一緒にチームホウレンソウ作りなよ」
★「ホウレンソウ?」
☆「そう、ホウレンソウ。仕事の時に一回くらい聞いた事あるでしょ?
ホウ 報告
レン 連絡
ソウ 相談
二人とも仕事だったら普通にホウレンソウ出来るんだから、
仕事だと思ってしばらくはホウレンソウに徹して、ちゃんと気持ちとか
どうしたいとか伝えてよ。」
意外な事に、★と旦那さんは快諾し、
チームホウレンソウがここに誕生した。
今後の活動が続くかはまだわからないけど、
★の欠点を直すにはちょうどいいと思っている。
再度、レンを欠かす事があれば、チームホウレンソウ仲間からも
お叱りを受けるので、多少は身にしみるだろう。