小さな物音で目が覚める。
息子?
動いていない。
指先が動くような小さな音。
けど眠ってる。
雨音に似た..あ、雨音、雨だもんね。
寝ぼけてるのかな。
ん?音が移動してる??
雨音が?枕元を?移動???
近付いてくる。え?
...おばけ?
うん、なんか、生きてる。
完全に枕元まできた。
ポタッボタッベタッと。不規則な音が。
そこにいる。
一旦枕元を通り過ぎた音が..とどまった。
そこに、居る。
この頃にはもう完全に眠気より恐怖。
息子を守らなくちゃ!と、真剣に目を凝らす。
そこに居るモノを見るんだ!と。
まず相手が見えない事にはなにも出来ない。
寝た姿勢のまま目を凝らすが見えない。
サッと起き上がり枕元を!見る!と!
そこには...!!!!!

え?
なに?なになに?なに?????
カエル?
...いや、お前も鳴けよ!w
慌てて(いつもなら手掴みだけど赤ちゃん居るし、と何故か)ティッシュを数枚取り、、えいっ!とふんわり包む。
窓..いや、息子が起きる。と、玄関へ。
電気をつけ玄関を開け、ポイッと解放。
バイバイ蛙ちゃん。
埃は雨で洗い流してね、ごめんね。バイバイ。
洗面所で手を洗って、と。
静かに寝室に戻り、息子が眠るのを確認し、自分も布団にまた包まり。
...ん?ちょっと待って?..
今日布団敷く前に、部屋中ダイソンしたよね?
布団も綺麗に敷いて、、
(起き上がり窓際に移動)窓を確認。
え?やっぱり。
鍵まで閉まってるし上の小窓も開いてない。
隣のリビングか?とリビングに移動。
こちらも..
...え?
どこから入ったの?
どこの埃つけてきたの??
隙間も埃も、どこにあったの?????
...じぃちゃん?
やっぱり、おばけだったの?
と。今。
私の祖父は私が10歳の時に亡くなりました。
それからというもの、お墓や私の引っ越しや何か大切な日には近くに蛙が居ました。
ふ と思い出したのが、祖父が小さな私に、力こぶを動かしながら「ほらっ!蛙がおるぞ!ほらっ!」と笑う姿。
それから、蛙を見るたび、じぃちゃん?と。
確かに本当ここぞ!って時に居て。
ここに妊婦で越して来た日にも居て、主人と、見に来てくれたのかな♪って言ってて。
枕元にまで来てくれたのかなって。
息子が産まれたから見に来てくれたのかな?
昨日も玄関に朝から晩まで張り付いてて。

夜には居なくなってて。
昨夜はバルコニーか裏の田圃から、うるさいくらいに泣く声がしてて。
ずっと近くに居たのね、と。
蛙ちゃんでも、じぃちゃんでも、なんか、息子に危害を加えるナニカじゃなくって、ホッとしました。
目覚めた時は本当に、何度もおばけ体験して来たから平気!ていつも思ってた私なのに、息子が絡むとカナリの恐怖で、心の中は修羅場でした。
母は強くも、弱いものだな、と思いました。
守るべきものが居たら、怖くなかったものが怖くなったり、それに立ち向かう強さが出来たり。
じぃちゃんが教えてくれてるのかな。
ありがとう。
ちょっとまたオムツにお乳したら、寝ていいかな?w
ありがとう。また明日ね!