回を追う毎に、段々と、セクハラまがいの命令が出始めていた。
俺のちょうど向かいに座っていた男、N君、硬派とまではいかないが、こういうノリが、あまり好きではない様で、機嫌悪いぞオーラを出しつつあったが、
まあ、この席では、黙って座っているだろうと思っていた。
そして、王様が、クラスでも、おとなしい女の子のT子に回ってきた。
ちなみに、T子は、俺と弾ちゃんが、幼馴染という事は、知っていたが、俺が、Mちゃんを狙っている事は、知らなかった。
T子は、N君の隣に座っていたが、俺がうっかり王様ゲームの番号札を、落とした時に、拾ってくれていたのだった。
そして、T子の下した命令は、俺の番号をいい、隣の人と、ポッキーを、端から食べあい、最後まで食べる事、というものだった。
つづく