≪ 推 理 ≫
私がこれに気がついたのは理事長と副学長が対立と報道されたときだった。言葉遣いから本気の対立でないと感じた。
推理の前提は2つある。
①日本大学でなぜにこうも内部情報がポロリポロリ洩れるのか?漏れた情報の8割は犯罪である。特に副学長は、理事長からの辞任要請の会話録音を某新聞社にリリースした。法律家の副学長が自ら解任理由となる人事情報という厳秘重要情報を漏洩、こんなことをするとは思えない。しかも、ここでの会話内容が、辞任要請理由として、理事長の”助成金も欲しいし~”などと、その発言が妙に幼稚である。
②林理事長は直木賞作家、最近NHKの高級老健を舞台にした意識不明の入所者をトリックで自分の親と入れ替える番組を見たが、林真理子はシャーロック・ホームズも及ばない天才的「犯罪者」だと思った。物凄い詐欺をしながら無罪ハッピーエンドで終わるストーリーである。今回の日本大学事件、途中から作家林真理子の演出に違いないと確信にまで至った。
③日本大学経営スタッフを第三者委員会はどうしようもないバカよわ張りをしたが、実際は下級裁判所判事などで構成の委員会は及びもつかない頭脳集団である。第三者委員は日大が選任している。もしや、この委員たちもグルのトリックではとも思った。
★ 第三者委員会指摘の日本大学の問題点は、9割方が警視庁の指示だったとみられる。元検察官の副学長とのタッグで進められた。その中に副学長の大麻と見られる植物片保管(犯罪)も含まれるので、警視庁はこれら指示が外部に漏れるのは絶対に避けなければならない。一方、文科省からは、これら委員会指摘の問題点解決策と関係者処分を11月末まで報告せよとしている。副学長のこの事件に対する貢献度は大きい。だからやめろと言われても納得がいかない。そのことを理事長も知っている。さあ、どうするか?....という問題。
① 8月8日記者会見の数日後、警視庁から、正式な相談は受けていないと抗議がある。受けたのは総務部の日大OBの警官で、担当者ではないから正式な相談とは言えないと主張。大きく報道されたが、後日総務部担当警官等、主張した内容は捏造だったことが、日大報道記事の中で極小さく触れられた。警察の立場からは違法で不適切なことを含むため、警察からの指示は会見では触れなかったが、「相談」という言葉が警視庁内で問題になったようだ。以後、抗弁として警視庁を出すのは厳禁になる。
② 背景に文科省と東京地検の、文科省高官2名の子息の医大不正入学等汚職の裁判をめぐる対立があるが、文科省は東京地検にいた澤田副学長を解任したい。助成金と引換えみたいなことを理事長に仄めかした。委員会による報告記者会見後、学長も共犯として退任しないと理に合わなくなった。
③ 警察を表に出せばが逆に貢献が大きかったことが分かる両者を退任させずに澄ませる手法として、理事長の演出が始まる。
1)理事長が副学長の辞任要求する。それを副学長に某新聞社宛
リリースさせる。単なる内紛に受け取られたので和田秀樹博
士が辞任理由がある本気の話だとマスコミ宛裏付けする。
2)演出である証拠の一つに、文科省要請の「解任」が、自主的
な「辞任」になったことに注意。辞任にしておいて、理事長
が辞任を何度も要請したことを強調する。(文科省に解任に
動いているように見せる)
3)決まらないので、やむを得ず臨時理事会を開催して理事長の
減給と併せて、辞任勧告決議を可決する。法的拘束は無く、
両者はこれを拒否すれば辞任せずに済む。
以上により対外的には、大学(理事長)としては一生懸命の努力をしたが、任期までは解任が難しいという話になる。対内的にも何か処分等の措置が必要であろう。そういう意味でまだ林真理子の小説は終わっていない。マスコミがあまりにも印象やイメージで話を創り過ぎて、間違いなく半分以上が事実と違うと思うが、細かいことは抜きで大筋を以上の通り考えると腑に落ちてくる。
★ 提 訴
その後、副学長の理事長提訴がありましたが、私の所見は変わりません。この提訴も、パワハラの内容から、1000万円請求はお笑い種で、せいぜい10万円、副学長は法律家で分かっているはずで、この提訴本気ではありませんね。副学長としては、自分は間違ったこと、違法なことはしていないとの主張を、警視庁を傷つけるので言うことができず、何とか分ってもらいたいという趣旨で出た行動だと思います。
★ 廃 部
廃部は残念ですが、私は3度大学にメールで廃部を提言していました。
今回の大麻も、タックル事件でもう低迷、日大時代はもう終わりと思われていたが、突然復活して甲子園ボールでまた日大人気が上がりました。タイミングを見計らったように、その直後警視庁と父兄にほとんど同時に出どこ不明の大麻のタレこみがであり、さすがに日大関係者の少なからぬ者が、「はめられた」「ワナだ」と思っています。口には出さないが、個人の犯罪とかたずけることなく、推測と作り話、捏造でマスコミが執拗な大学攻撃を仕掛けるのも組織的な排除の動きからだと思っています。ことは深刻で、このまま行けば何があるかわかりません。私は少なくとも林理事長が大学全体の立て直しを図る間は、狙われているアメフット部は廃部にしなければと考えます。