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妻に無関心な夫

時間を無駄遣いしてると自覚しながらも、毎日をただなんとなくダラダラ過ごしてる主婦のブログです。
夫とのこと、子育てのこと、友人のこと。
心のままに書きたくて、ブログを始めました。

楽しいはずの旅行…。


でも思い出すのは新婚時代の辛い思い出ばかり。


この古都で私たちの結婚生活は始まった。


夫に信頼を裏切られて、健康を奪われて、仕事を失って、父のガン発病と不倫を知って、母が出ていった直後に住んだ街。


苦しくて苦しくて、でもすがるものが何も無い、誰にも頼ることができない、そんな、ただ一人泣くこともできず、その日その日を生きるのが精一杯だったあの時を暮らした街。


街はドンドン変わり、ほとんど別の街のようにみえるのに、お寺だけは変わらない。


あの日、あの時と変わらないまま。



その悠久の時を重ねた、美しく重厚な佇まいが、心を癒してくれたっけ。



こうして再び訪れてみると、その美しさは変わっていない。



私も少しも変わってない。



相変わらず体調を崩しては、一日中ダラダラと過ごす。



そして、相変わらず夫との距離も変わらない。



付かず離れず。



何一つ答えが出せないまま、18年という時を今日までただ流されるように生きている。



でも、18年生かされた人生があるだけ幸せなのかも。




その間に子供にも恵まれたのだから。




子供ができた時、驚いた。



何度目かの入院時に、ある数値が跳ね上がり、その数値が下がらない限り、子供は難しいと言われたから。



夫はどこまで私の人生を壊すのか!



あまりの怒りに怒鳴りまくったっけ。



人をあれほど酷く罵ったのは、人生で後にも先にもあの時だけだ。



全て会社のトップ宛に暴露して、社宅で死んでやろうかと思った。



会社での夫の立場を悪くしてやりたかった。



復讐として、会社にいられないようにしてやる!!と思った。



社会的制裁を与えてやりたかった。



入院生活で苦しかった時、そんな事を考えた。


でも、夫の為に死んでやるのが腹立たしいのでやめた。



なんで私があの人の為に、これ以上苦しまなきゃならないんだ、バカらしい。



そう気持ちを切るかえることができるから、私は心を病まなかったのかも。



それに夫は、例え今の会社を辞めることになっても、優秀な人材であることは確かですぐ転職先も決まる。



転職先が決まらなくても実家は手広く事業をしているので、最悪実家に帰ればいいだけだ。



多少肩身の狭い思いはするものの、経済的に困ることはない。



私の命をかけて、今の会社から追い出したところで、大した傷にならない。



バカらしいので、やめた。



私は命を傷つけられ人生が変わってしまったのに、夫は何一つ失っても傷ついてもいない。



本当に不公平だ。



この世は、好き放題やったもん勝ちなんだな。










周りに目を向けると、友人家族も、夫と子供も笑っていた。



子供。



その存在が抜け殻のような私を救ってくれた。




無理と言われた妊娠。



でもその後、子供の母になった。



全てが報われた気がした。




「ほんぎゃー」とちょっとこもった産声から始まって、「あっあ」「かぁか」「おかあしゃん」「お母さん」そう少しずつ呼び名が変わった。



子供に、繰り返し「母」と呼ばれるだけで心に積もりゆく幸せ。




なのに、まだ過去を清算できない昔のままの自分を成長しないなーと思うけど、いまだに体調を崩すのだから仕方ない。



昨年も入院生活を月単位で送った。



多分こうして、だんだん病院で過ごす時間が家で過ごす時間より長くなって、私の人生は終わるのだろうな。



それほどの傷を、夫の快楽の代償に私は負わされたんだ。



ならばこのまま、夫を馬車馬のように働かせて、そのお金を私が好き勝手使って、わがままに生きていいかな。







暑い暑い古都の夏。



変わらず美しいお寺で、体の悪い私だけ休憩し、山登りのような奥まった本殿に行ったみんなを待つこの時間に、もう口にする事はない気持ちをブロクに吐露した。



抱えて歩くには苦しくて。



18年前と変わらない美しい景色と造形美に、うっかり涙が出そうになるから。