青山美智子さんの「木曜日にはココアを」読みました。

人知れず頑張っている人たちを応援する、一杯のココアから始まる温かい12色の物語。

後半はお風呂で読んで、ラストは汗と涙で顔がビチャビチャでした。

これは、本に出てくるような落ち着いた優しいカフェとかで読んだ方が素敵だったけど、外じゃ泣けないからなー。

全ての話が誰かしらと繋がってて、小さな出来事が重なり合っていく。
気付いたら小さな日本のカフェからシドニーまで行って色んな人の生き様を見てきた感じ。

優しいほっこり本、大好き。

ぐっと来たとこ載せまーす。
夢はかなったところから現実だから。
俺、夢が好きなの。だからもういいんだ。

いつもの場所です。好きなところにいるだけで、元気になることもあると思いいます。

僕は知った。この小さな世界でも、奇跡はちゃんと起こる。

50年後、どうなっているかなんてわからない。
だけど今、50年後も一緒にいたいと思う。そう願える人が隣で笑っているこの瞬間よりも大切なものなんてない気がした。きっと、そんな時間が私たちを作っていくのだ。

大丈夫、人を愛する「才能」は私もちゃんと持っている。

正しい謙虚さというのは正しい自信だし、本当のやさしさは本当のたくましさじゃないかしら。

「じゃあ、私は、このままでいいの?」

私は泣いた。言葉をまだ知らない幼児みたいに泣いた。泣いて泣いて泣いて、うあああと声をあげて、大事なふりしてずっと抱きかかえていた、硬くて重くて要らないものを破壊した。心のどこかで知っていた。私は、ずっとこうしたかったのだと。
これでもう、私は、本当の自由になった。

私たちは1秒先のことも知らされないまま暮らしている。自分の意志だけではどうしようもない、抗えないことも向こうから訪れる。そんなときに果てなくふくらんでいく不安は、私たちにおそろしいシナリオを書かせる。自分で作ったストーリーなのに、まるで誰かに与えられた未来のように、そしてそれがもう決まってしまったかのように、私たちは脅かされる。
でも本当は、そんなものはどこにも存在しないのだ。今ここに、たしかにあるのは、呼吸をしている私。

好きなんだよなぁ、夢が現実になる一歩前の感じ。

誰かのために、何かのために、起点となって人を動かす。多かれ少なかれ、誰もが誰かにとってそういう存在なのかもしれない。きっと知らずのうちに、わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。
夢は叶ったら現実で、夢の一歩手前が好きって言うマスターは、埋もれた才能の方を世に引き出す神のような人でした。

世に引き出すまでの大きな事ではなくても、自分の一言や行動で誰かに影響は与えているはずで、できるならプラスの力になりたいですね。

確かに夢の手前、両思いの付き合う寸前とか、仕事や転職で区切りついて次のスタートの前が1番ドキドキるんるん楽しく妄想とかしてたのを思い出します。

私はこれから不妊治療の病院ですが、妊娠判断って毎月の事だから、「またできなかった」って落ち込み、どうせ来月も…って勝手にシナリオを作ってへこむ。望む未来を信じられなくなる。

そんな気分じゃコウノトリさんも来ないですよね。
夢の一歩手前だと思って、妊娠や子育てをドキドキるんるんイメージして、楽しく今を生きようと思いました。

好きな場所で、好きな景色を、好きな人と見て、好きなことを話そう。
そんな場所がある。人がいる。
それってとっても幸せなこと。