オレンジ、ありがとう
愛すべき自担は、ツアーファイナルの地で、こう言ってくれたそうだ。
どれだけの横尾担が、この言葉にたまらず胸を押さえただろう。
その会場にいた横尾担も、そしてその報告を受けた横尾担も、きっと思うことは同じ。
『こちらこそ、ありがとう』
横尾さんがアイドルとして、Kis-My-Ft2のメンバーとして、そこに立っているのはきっと、「メンバー(グループ)のため」そう思ってきた。
もしそうだとしても、それは決して間違っていない。大正解。それでいい。
横尾さん本人が言うように、ファンになれと言われたわけでもなく、私が自分で「横尾担」と名乗り出しただけのこと。
だから、
自分のファンがここにいるでしょーが。笑顔をふりまきなさいよ、ファンサしてくれよ塩対応め!と思うのは、違うな…
と思うようになった。
横尾さんがメンバー(グループ)のためにそこに立って笑っている、そのおこぼれの部分をもらっているんだと。
(いやほんとに、性格がひん曲がったファンで申し訳ない)
そう思っていた私だったから、横尾さんの最近の発言とか対応に震えた。
ファンの声が、想いが、きっと、ちょっとずつ横尾さんに伝わってる。
ちゃんと見てるよ。
ちゃんと聞いてる。
呼ぶよ、横尾さんの名前。
応えるよ、横尾さんの声に。
そのことが、横尾さんに伝わり始めたんだと思った。
横尾担として、踏ん張りどころの時期もあった。
早く時間よ流れろと願う日もあった。
喧嘩を受けてたとうかと思う日もあった。
横尾さんが何をどこまで知っているのか、それは分からない。
けど、「オレンジ、ありがとう」と、オレンジ色を自分のファンに当てはめてそう言ってくれたのなら…
経験した苦い日々は報われて、それは蓋をして、心の奥の奥の奥の方に片付けてしまえる。
名古屋2日目に参戦した時のHOME前の挨拶の横尾さんはガチガチに緊張してて、「えー」とか「あのー」とか、言葉を繋げることに一生懸命になって伝えてくれた。
大阪2日目に参戦した時は、ものすごく穏やかに、ほんとに向日葵みたいにニコって笑って、次々に言葉が繋がって、満足そうに自分の番を終えた。
ほんとに、今年のライブを通して、横尾さんは目には見えない何かを、手にしたんだと思う。
確実に。
自信がつくのに何年経ったって構わない。
それが、もがきながらも横尾さんが歩いてきた日々。
落ち込んで踏ん張って前を向いて、その繰り返しなんだと思う。
そう続いていく横尾さんのアイドルとゆう人生の中で、ちょっとだけ横尾さんの背中を押せる役割を果たせたなら、こんなに幸せなことはない。
人の気持ちは変わるもので、「死ぬまで横尾担だぜ!!神に誓うぜ!!」とそんな大きなことは言えないけど、横尾さんが笑ってくれるなら、何度だって「私は横尾担」って大声で叫ぼうと思う。
いつもありがとう。
ほんとに、ほんとに、ありがとう。