日本で細く長く続けていた乗馬を、パリに来てからも続けています🐎

ネットで調べて通えそうな範囲のクラブに、英語でレッスンしてもらうことは可能か電話で問い合わせ、3軒目に電話をかけた今のクラブに落ち着きました!



郊外の乗馬クラブで、60頭くらい馬のいる馬術、ポロをやっているクラブ。
土曜日はちびっこたちがポニークラスにたくさん来ています。大体が女の子で、引率はお父さん👨‍👧
フランスで女の子に人気のスポーツは乗馬なんだそう!
それを聞いて、子ども向けのノートや本も馬デザインや馬のお話がたくさん売っているのに納得😊

こちらに来てから、ポニーが公園にいたり、フランス人にとって馬が身近な存在であることを感じることが多く、子どもの頃から馬に乗りやすい環境がたくさんあって、やはり土壌が違うなぁと感じます。

レッスンは1鞍一時間くらいで(結構アバウト)、ビジターだと1鞍40€。
フランスでは高めだそうですが、このクラブは馬は一日最高2鞍くらいしか働かず、夏は馬たちに2ヶ月間バカンス(放牧)があって、馬たちがのびのびしていて、そういった点を思うと、このお値段で全然いいやと思うところです🐴(日本に比べたら遥かにお手頃…)


★今のクラブに通ってみて感じた、おおざっぱな日本とフランスの違う点

①人と馬の信頼関係がもっと深い
馬文化が根付いていて動物愛護の意識が日本より遥かに高いフランス、人間の動物への愛が深い!
フランス人が残業しないのと同様、馬もオーバーワークはなし、バカンス有り、パリ近郊でも隣は森という静かな環境、人にも優しく接されていて人馬の信頼関係が深いので、カリカリしていたり噛む馬は今のところ会ったことがない(サラブレッドじゃない乗馬用の馬たちだからそもそも温厚なのかもしれないけど…)

②扶助に対して敏感、人の指示に集中してくれているので移行が速い
基本、拍車は競技会以外では使わないそう。
ほとんどの馬がムチ、拍車なしで動いてくれて、調教技術の差も感じるし、大切にされてきたんだなぁと感じる。(日本の拍車がないと反応しない馬のことを思うと切ない…)

③繋ぎ場なし
馬房の中か、馬房の前に繋いで馬装。
みんな良い子なので、特に不都合はなし👍

④馬の手入れ道具は持参
初日、ブラシ等クラブにあると思い手ぶらで行ったら、レッスン後各自持参していることが発覚!
その日は隣の馬房の馬に乗っていた親切な女の子が貸してくれました(;_;)感謝!
翌日パリ市内のPADDへ慌てて一式買いに、、

⑤グローブしない人が多い
素手のほうが感覚が掴みやすいからとグローブなしの人が多い
良い革の手綱がいい感じに使い込まれてると痛くないらしい

⑥ファッションが自由
個人主義の国フランス、自分の責任は自分でとるという考えなので何着るのも自由。
スポーツ!というかんじで、キャミ、タンクトップで乗ってる人も多い!(私は落ちたとき怖いのでTシャツ…)
日本で乗ってたクラブは襟付き推奨な空気感があり、ちょっと窮屈だったので、なんだか自由な気分✨(笑)

⑦自馬の委託料が安い
パリ郊外のクラブでも、自馬の1ヶ月の預託料は5万円ぐらいだそうで、びっくり!
田舎に行けばもっと安いそう。

⑧馬はペット
本屋さんに行ったとき、スポーツコーナーには馬術誌、ペットコーナーには馬雑誌がたくさんおいてあり、馬と犬は同列なのだと実感。
確かにフランス人が馬と接しているとき、犬に接しているようなかんじ😂

⑨レッスンは先生次第で内容が変わる
1から10のクラスにわかれているけど、その日何をレッスンするかは行ってからのお楽しみ!
馬場の練習のときもあれば障害のときもあり、夏の暑い日はみんなで森にお散歩なんてことも🌳

⑩ウォーミングアップは各自
先生は特に指示をせず、基本ウォーミングアップは各自馬と向き合うスタイル。
みんな好きなところで巻き乗りしたり、手前を変えたりするし、フランス人は配慮とかあまりなくて突然進路に入ってきたりするので、結構周りに注意しながら乗っている…毎回試合の待機馬場みたいなかんじ(笑)

⑪大柄な馬が多い
外国産馬は大きいという漠然としたイメージはあったけれど、確かに大きい子が多い。
頸も長いから手綱が長く感じて、感覚が未だに
掴めず…
勿論小柄な子やほっそりしたアラブとかもいる🐴

⑫フランス語でギャロップは駈歩(キャンター)
はじめ、びっくり!

⑬馬が良すぎて乗り手の技術が追いつかない(私の場合(;_;))
重心がずれたり脚がぶらつくと、フライングチェンジだよね?って馬が気を利かせて美しい反対駈歩をしてくれたりする…ごめん…
でも馬から感覚的な物を教わることが多く、馬が先生だなぁと、ひしひし感じます🐴🌟