なんかね、わたしなんかまだまだだったんだって気づいて……いえ、気づかせて頂いて、もっと精進せなあかんなあと思うに至りました。
上には上がいる。分かってはいるけど、いざ“上”を見ると自分のちっぽけさや惨めさを突きつけられる感じですね。あー自分ってこんな小さいんだ、って。
親にホ○漫画やホ○小説についてあーだこーだ文句言われたくらいで落ち込んでる自分が情けない!
「またゲイ漫画なんか読んで…」だからどうした!
「ゲイ漫画好きやな~」好きですが何か!
「ゲイ漫画そこらへんに放置すんな!弟への情操教育的に悪い」大きな姉のいる弟(小学生)なんてどこもこんなもんさっ!
「てか、ゲイ漫画気持ち悪い」じゃあ!じゃあ読むなやー!
ってな具合ですよ!もちろん心の中で叫ぶしかできないヘタレですが。そして開き直りも甚だしい。。。
今日もね、言われましたよ。帰ってしばらくしたら唐突に、
「あんた、まだよしながなんたらって漫画好きなんやな~」って。
いつも唐突なんだよね。
いきなりんなこと言われても「はい?」ですよ。一瞬意味が分からなかった。
「だからあのゲイ漫画やって!」
「……ああ、よしながふみ(漫画家)ね」
「なんであんなん買うの。ゲイ漫画なんて気持ち悪い……」
「(じゃあ読むなよ…)」←心の声。チキンすぐる!
でも今日はここで終わらなかった!次の言葉に一瞬天地がひっくり返ったかと思った。
「でもあれは良かった。あんなんやったらもっと読み」
「……え?」
あんなに嫌ってたのにまさかのホ○漫画母公認アーンド推奨かい!?と思ったら、さらに続く言葉に理由が分かった。
「ああいう漫画もっと読んで、料理したらいいねん」
料理……?
ああ!そういうことか!
ここでようやくわたしは合点がいった。
どうやら母が言っていたのは、よしながふみ大先生のホモ料理漫画『きのう何食べた?』についてだったらしい。そーかそーか、納得。
我が家は最近、母が普段お手伝いしている畑からホウレンソウを大量に貰ってくるのである。毎日毎日料理してもなくならないホウレンソウに何か新しいレシピはないかと、昨夜『きのう何食べた?』の2巻を読んでいたのだ。そのまま漫画を廊下に出しっぱなしにしていて(これに関しては反省です)、それを母が今日の昼間に読んでいたらしいのだ。
これがただのホ○漫画であれば言い訳する暇もなく説教部屋行きであるが、これはただのホ○漫画じゃなかった!神がかった料理の画と詳細なレシピの数々!しかもどれも簡単お手軽な家庭料理!よしなが先生ありがとう!ありがとう!
という訳で、無事母から『きのう何食べた?』の漫画を買い続ける許可を得たのである。たぶん、だけど。
でもこの漫画、本当に母にも好評だったらしく、「どれもレシピが細かく書いてあって全部作ってみたくなった」らしい。本当に良かった。
それにしても、本当に母はよく分からない人だ。ホモ漫画を見かけると「ゲイ漫画キモチワルイ」とか言うくせに、実際はこうして隅々まで読んでいるのである。因みに『きのう何食べた?』は性的な所謂裏シーンがほぼ無いのだけれども、だからこそ母のお眼鏡に適ったとも言える。
とはいえ、彼女は裏シーンがある「ゲイ漫画」も隅々まで読む人である。わたしの部屋で発掘(どこにホ○漫画が眠っているか分からないわたしの部屋ではこの表現が最適であろう)した濃厚なホ○漫画を床に座り込んで黙々と黙々と黙々と読み耽って、帰宅したわたしにこう言うのだ。「キモチワルイ」……と。
更には「人格を疑う」「こんなん買うなんてオカシイ」「変な性癖」……言いたい放題、酷過ぎるのである。
こんな母に育てられたわたしがここまでまっすぐ育ったのは一重に、わたしの元来持ちうる“変質さ”故であろう。うんうん。
じゃなければこんな意味不な母の元に生まれ育ってまっすぐに育つ訳が……いや、はい違いますごめんなさい石投げないでー。まっすぐは言い過ぎました。その通りです、まっすぐじゃないな、うん。
最低でも確実に、緩いカーブかかってますね……。(え?緩くないって?)
だからその差を埋めるためにホ○(ファンタジー)に癒しを求めてるのかしら。なーんてw


