ニート歴25年の兄を持つ妹です。 -2ページ目

浪人生の私4「イモウトの暗示返し」

「死なない、死なない、絶対死なない」
「私は大丈夫、私はまとも、私はああはならない」


たぶん、兄もイモウトに暗示をかけようなんて気はないのだと思う。ていうか、そんなんで暗示にかかるとは思わないよな、フツーwwwwwwwww
兄と顔をあわせ死ね死ね言われるたびに、痛む心臓を押さえながら死なない死なないと心の内で繰り返した。
で、部屋でひとりになると枕を抱きしめブツブツ呟く日々が続いた。

本当にしみじみ思うけど、この頃はイモウトも半分おかしくなってたと思う。
こんな状態や兄のことを、おかしいなんて全く思わないくらい、神経が麻痺してたんだと思う。



で、意外にこの暗示返しは効果があった。

寝てる間に何度かビルの屋上手前(屋上には鍵がかかっているので出られない)や非常階段に上がってしまって「夢遊病か!」とひとりで突っ込んだりしたことはあったけど、死ななかったので良しとしよう。





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浪人生の私3「イモウトの抵抗」

無意識にやってしまった、というのが怖かった。
死にたくないのに勝手に自分で死ぬとか、理不尽にもほどがある。
まあ、毎日毎日暗示をかけられていたようなもんだったからなー。

これはやべえと思った。
暗示かけられて自殺とかたまったもんじゃねえと思った。
もしも、私が死ぬ時は、兄も道連れにしないと納得がいかないではないか。




で、イモウトはなにをしたかというと。

「死ね」
「死なない」

暗示返しを始めた。
別に、暗示返しをしようとか何か考えがあって始めたわけではない。
とにかく、死にたくないから死なない。そう自分に言い聞かせた。
それだけだった。


ちなみに、父親に言ってみたら「気にしなければいい」と言われた。
無意識に首吊りを図ったことを言ったら「なんでそんなことをしたんだ」と怒られた。
だから無意識にやっちゃったんだってば。




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浪人生の私2「イモウト、命の危機」

兄がイモウトに行う嫌がらせのひとつに「顔をあわせるたびに『死ね』と呟く」というのがある。機嫌によっては言わない日もあるけど、今まで数年間だいたい毎日言われてたかなー。

イモウトは徹底的に無視し、言われても聞こえない振りをしていた。
でも、無視しても耳には入ってくるものはしょーがない。
それこそ暗示のように。

ある日、出かけ先から帰ってきて自分の部屋のふすまを開けて、そこからの記憶が途切れた。





気がついたら首にストッキングを引っ掛けた状態で部屋の隅っこでひっくり返ってた。

どうやら、自分でも自覚のないまま鏡台の角にストッキングをかけて首吊りを図ったらしい。適当に引っ掛けてあったので、すぐに外れたのだろう。無自覚なイモウトが間抜けで助かった。
雑誌の山が崩れていたので、これがクッション代わりになったのかなとか。
首に赤い跡はできてるし、頭はズキズキするし、吐き気は酷いし、喉はアレだしでたまったもんじゃなかった。

ショックでしばらく動けなかった。



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浪人生の私1「とりあえず1年やってみよう」

高校を卒業したイモウトは、予備校に通う浪人生となった。
この頃は「家を出たい病」も鳴りを潜め、また勉強にやる気を出した時期だったと思う。
まあ、身体の不調は相変わらずだけど、とりあえず一年頑張って駄目だったらその時考えればいいやと思った。

で、この頃彼氏ができた。
以前できたなんちゃって彼氏ではなく、本物の彼氏だ。
予備校で知り合い、家もわりと近かったので図書館でデートなんてしたりして健全なwお付き合いをしていた。

この頃の兄は、私たちが地下の部屋で食事をする時は常に頭から布団をかぶり、食事が終わると、もそもそ出てくる野生動物みたいな感じになっていた。
たまに、布団の中で吼えている。


よく考えたら、イモウトは兄を無視したり外に逃げたりできたけど、ご飯作ったり相手しなきゃなんない母は大変だったろうなあと思う。



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高校生編まとめ

すみません、更新が滞りがちで。
高校生編はここまででございます。

イモウトの目標は「いい大学に入る」「家を出る」でしたが、どちらも見事に失敗いたしましたw
滑り止めには受かったものの、結局入らなかったな…。
親が「お金のことは気にしなくていい」と言ってくれたこともあり…この頃は親が借金をまた作り始めていることを全く知らなかったので、イモウトも「ああ、うちには余裕あるんだな」とかのん気に考えてたよwww
あと、税理士になるという目標もまだ持っていたので。勉強は続けたかったんだと思う。

ちなみに、家の中で進路の相談に乗ってくれたのは、主に母でした。
父は私に無関心だったようで、浪人することや予備校に通う話も、私が母に話し、母が父と相談する…という感じだったと思います。
父と真正面から話をした記憶はないです。あまりそういうタイプの人ではなかったのかも(この辺の話もおいおい書いていきます)。

一度、半ば本気で「大学諦めて働く」と言ったら、母親にすごく怒られました。
「なっちにはちゃんと大学に入って、社会に出る前にしっかり学んで遊んで欲しい」…と言われたことが印象に残ってます。
「学んで」はわかるんですけど、「遊んで」がちょっと意外だったw


兄がどうこうよりも、周囲のことや自分の身体のことでいっぱいいっぱいになってました。
振り回されてることは自覚しつつも、特になにをするわけでもなく…家族に向き合わなくなったイモウトであります。
外の世界の方が全然気楽だったもんで…。

次は浪人生編でございます。
ささっと終わるかな、ここは。
結局は、イモウトも世間知らずの甘ったれなのですよ。



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