町田市立国際版画美術館で開催中の『自然という書物　15～19世紀のナチュラルヒストリー＆アート』展の第２章　ヤン・ヨンストン著、マテウス・メリアン版刻『博物誌』

この本のことも名前は聞いていたし、ブリューゲルと小田野直武に関してブログで書いたこともある。本物を見たのははじめて。と書いたのだが、なんとなく印象が薄い。それでも、版刻のマテウス・メリアンは結構気になってチェックしているので、載せることにした。

表紙　扉絵？　メリアンの作品にしてはこのような人物像は珍しいのでは。

Jan Jonston　Historiae naturalis de piscibus et cetis libri V cum aeneis figuris
出版者 impensa Matthaei Meriani

図録にも載っている鯨。

ただ実際に観察したものというより、これまでの自然史のイメージの総目録のようなものらしい。この書は江戸時代に舶来し、司馬江漢や亜欧堂田善らが手本としたとあrるが、秋田の出身小田野直武もその一人。

メリアンは本当にいろいろなジャンルに手を出して多作の人。この展覧会には娘の作品も出ている。それはまた後で。

ヨンストンの『動物誌』