パリのマドレーヌ寺院のオルガンの図版を探していたら､イリュストラシオンの図版があった。で、この雑誌は鹿島茂氏の『稀書探訪』(平凡社、2022)に乗っているのではないかと思ってみると､案の定すぐに見つかった。パリでも人気のある古雑誌。1843年に創刊され1944年まで続いたグラフィック誌。特に特別号､増刊号の価値が高いとのこと。鹿島氏が紹介しているのは1935年の『豪華客船ノルマンディー号就航記念号』である。カラー印刷。そちらは本を読んでもらうことにして。

オルガンの記事の全頁。

下の方には鍵盤も載っていた。

この号の表紙は以下の画像

SAMEDI 7 NOVEMBRE 1846

拡大すれば字が読めないこともないが､フランス語なので手間暇かけないとわからない。

でも意味が取れなくても見ているだけでも楽しい。

音楽と言い，ジャーナルと言いフランス文化の底の深さに嘆息。

この稀書探訪はオールカラー図版で眺めるだけでも楽しく､読んでも楽しくお得な本。

稀書探訪

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3,168円

『終わりのない古書探しの旅』3週間ほど経ってしまったが，7月3日に日比谷図書文化館で鹿島茂氏と荒俣宏氏の対談を聞いた。「天使はほほえみ、悪魔はささやく／終わりのない古書探しの旅 Ⅱ」とい…

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