西ジャワ州ブカシ県のジャバベカ工業団地内に設置した現地法人の甲信工業インドネシアが、来年7~8月をめどに小型の焼結合金ギアの生産を本格的に始める。主に現地向けに供給するが、アジア各国への輸出も視野に入れる。樹脂製品などに生産品目を段階的に増やし、強度や重量などで顧客の要望に沿った製品の生産体制を整える。将来的には組み立て部品を製造する拠点も設置する考えだ。
15日に実施した工場の開所式に出席した甲信工業の千国敏社長は、「最大で型締め力が100トンまでの小型成形機で生産できる製品に注力し、需要を取り込んでいく」と語った。当初は従業員25人ほどで安全管理と品質の向上を進める。来年半ばまでには従業員50~60人の体制で本格的に稼働する予定だ。
甲信工業インドネシアは昨年の設立で、資本金は2,500万円。工場は敷地面積が2,000平方メートル、延べ床面積が1,100平方メートルだ。海外では香港とシンガポールの販売拠点に続く、3カ所目の現法となる。
■成長市場、賃上げ懸念
千国社長は、生産拠点をインドネシアに設けた理由として、労働者が勤勉であることと潜在的に大きな成長が見込める市場であることの2点を挙げた。数年前に同国での生産を決めるまで中国やタイも検討していた。
懸念材料としては、賃上げ圧力の高まりを指摘。「長野県でもインドネシアへの進出意欲が高まっているが、これから中小企業が準備を進めるには環境は厳しくなってきている」と述べた。
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