アマプラで小津安二郎の「晩春」を観る。
多少ネタばれ気味。
実は小津映画が苦手だったのだが、、、、
この映画で魅力にはまったな。
そこまで引っ張るか?という(無意味とも、意味ありげともとれる)セリフまわし。
笠智衆や原節子の語り、所作。
こりゃ名作だ。
観ていて楽しい。
原節子演ずる紀子は鎌倉に父親と暮らす。
戦争中に身体を壊したという設定。
鎌倉から東京の病院に定期的に検査に行くらしい。
帰宅した紀子に父親が「けっちんどうだった?」と尋ねる。
けっちん 血沈検査のことだろう。
昔、その名前を聞いた筈、なんだか記憶がよみがえる。
試験管の中、赤血球が沈む速度を計って、身体の状態を調べる検査だという。
炎症反応にも使えるというので、今のCRP検査が定着する前に使われていたのだろうか。
それはともかく、今、紀子は元気だ。
後妻をもらった父親の友人に面と向かって「不潔よ、汚らしい」と上品に、微笑みながら、嫌みなく語る彼女のなんと魅力的なことか。
これは衝撃を受けました。