20年前、私は子供を産みました。
赤ちゃんが出てきてくれるまで、私は、早く会いたい気持ちと、不安な気持ちが入り混じっていました。
お腹が張って、だんだんと痛みも強くなって、苦しかった。
怖かった。
でも、18時間40分かけて、赤ちゃんが大きな産声を上げて出てきてくれた時には、本当に涙がこぼれたよ。
お空がパッカーーーンって開いて光があたり一面に降り注いだような感覚がしたよ。
看護婦さんに体をきれいにしてもらって、産着をまとって、まだ診察ベッドで寝ていたママの上に
赤ちゃんを下してもらった瞬間のことは、きっとこの先も一生忘れないよ。
あったかくて、ホンワカやわらかくて。
まるでつきたてのおもちのようで。
でも、しっかりと、ずっしりと重みを感じて。
それはぬいぐるみとは違う。
全然違う感覚でした。
あなたは大きな産声を上げて。元気に声を上げて。
おぎゃーーーって泣いていたよ。
おかあさーーーんっていってるようだった。
おかあさんも、その瞬間からお母さんになって。
育児は、育自でもあって。
またお母さんとしても、赤ちゃんと同じように一年生から始まったんだよ。
その子がもう20歳になりました。
とってもとっても、うれしいよ。
無事に大きくなってくれて本当にありがとう。
あまり良いお母さんじゃなかったかもしれないけれど。
あなたのお母さんになれてよかったよ。
ありがとう。
大好きだよ。
これからもどうぞよろしくね。
ちょっと照れくさいけれど。
リアルの気持ちは、ちゃんと残しておこうと思った。
色々と怒ったり笑ったりあるとおもうけれど、
色んな所で幸せを感じられる人になってね。
大人になったあなたへ。
おめでとう。。。。。そしてありがとう。